信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

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信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

  • ISBN:9784862761415

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内容説明

<p>『結果を出すリーダーはみな非情である』著者
冨山和彦氏 推薦!

「〈情理と合理の矛盾〉に折り合いをつける
マンデラに現代リーダーの理想像を見た。」</p><p>何に人生を賭すか――。
大統領就任の歴史的瞬間に立ち会い、人生と勇気について語り合い、
寝食を共にした2年間。書き綴った12万語の日記から生まれた、
タイム誌編集長によるマンデラ珠玉の人生論。</p><p>マンデラ15の行動哲学
勇敢に見える行動をとれ
常に冷静沈着であれ
先陣を切れ
背後から指揮をとれ
役になりきれ
原理原則と戦術を区別せよ
相手の良い面を見出せ
己の敵を知れ
敵から目を離すな
しかるべきときにしかるべく「ノー」と言え
長期的な視野を持て
愛ですべてを包め
「負けて勝つ」勇気を持て
すべての角度からものを見よ
自分だけの畑を耕せ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちびbookworm

31
★4-4.5。グロービス経営大学院訳。著者は、TIME誌元編集長〜マンデラ自伝「自由への長い道」共同執筆〜16'オバマ政権下で広報担当を務めた◆本書は「自伝執筆」プロジェクトの3年間、寝食を共にした密着取材の中で観た、マンデラの行動哲学を紹介する本。元記者の抑えた筆致が好感◆アパルトヘイトで分断された南アフリカの社会を、「融和」へいかに導けたのか?4章以降、ようやくマンデラの過去を語りながら「リーダーの行動哲学」を追求する◆リーダー、自分の指針、「コロナ下の分断する社会」において、融和のヒントに満ちた一冊2021/03/13

ガクガク

31
追悼読書2冊目。マンデラ氏の自伝編纂やドキュメンタリー映画制作に携わった著者が氏の人生と生き方から学ぶ15の行動哲学を説く。前読『インビクタス』はドキュメンタリーの読み物としても優れていたが、こちらは教訓がメインなので、その分感動は薄い。しかしマンデラ氏が、その生涯全てをかけて私たちに示してくれたことが良くまとめられている。また著者は、生涯の伴侶をマンデラ氏を言わば仲人として得、二人の息子たちにもゆかりの名前をつけるなど、私生活でも氏の影響を強く受けている。その点が、本書を力強く特徴のあるものにしている。2014/01/10

壱萬弐仟縁

26
状況が変化すれば自分の考えを変える。視点を変えるが、急旋回せず、あらゆる方向から結果の行方を熟慮し、行動するのは後(84頁)。石橋を叩いて渡る。時間をかけて検討し、物事の本質を理解し、問題を様々な角度から検証したいと願っている。自分の足りない部分がある人と手を組む(91頁)。正直さ、謙虚さ。人間の弱さに対する嗅覚がすぐれてもいた(164頁)。彼は寛大な人間だが、非寛容だけは許せなかった。現実的な手段と打算的な手段は違う(241頁)。2014/12/18

ロビン

23
27年にも及ぶ獄中闘争を経て南アフリカ初の黒人大統領となったネルソン・マンデラからリーダーシップを学ぶという趣旨の本。公私ともにマンデラと親しかったアメリカの白人ジャーナリストが書いているだけあり、敬愛の念が全編に漂い読んでいて気持ちがいい。「相手の良い面を見出せ」「長期的な視野を持て」などマンデラの人生に対する姿勢や信条に取材した15章で構成されている。ロマンチストであり理想を頑固に堅持しつつも現実的で柔軟であり、バランスの取れた人物であるが、一番強く感じたのは「無私」ということ。人として学ぶこと多し。2020/06/02

yukision

20
随分前に映画「インビクタス」を観て,その当時買ったままになっていたがようやく読了。71歳で出所するまで27年間も刑務所に入れられ,その後大統領になるという常人では考えられない奇想天外な人生だが,その刑務所生活さえ人生に不可欠な経験とするバイタリティこそ,リーダーとなるべき資質の一つなのだろう。2019/03/15

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