欧州のエネルギーシフト

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欧州のエネルギーシフト

  • 著者名:脇阪紀行
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 岩波書店(2012/12発売)
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  • ISBN:9784004313700

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まめタンク

4
2013年117冊目。3.11以降の欧州のエネルギーシフトに迫ったルポ。原発を推進するフィンランド。風力に傾倒するスウェーデン。太陽光を推進するドイツ。確かに、全てが成功する保証はない。ただ、欧州では国民1人1人、議員1人1人が明確な意思を持って行動している。かたや日本は電気代が数百円上がるだけで国民が右往左往し、エネルギー政策に明確なビジョンはない。日本の現状と比較すると、とても興味深い。2013/10/04

taming_sfc

1
ヨーロッパのエネルギーに対する考え方の現状が良く読み取れる一冊。欧州といっても国によって考え方が多様なので、叙述が難しいのだが、さすがの文章力。2018/05/11

壱萬弐仟縁

1
フランスやイギリスも日本の福一原発事故を受けて、原発政策の変更を余儀なくされている。軍縮と脱原発は軌を一にして取り組むべきことである。ドイツの緑の党は農民の声を反映させ、脱原発(101ページ)。福一原発事故は文明の終着駅だが、これに導いたのは自然科学(物理学)と人文・社会科学(文明論)の科学盲信の結果ではないか。エネルギーを産むプロシューマーの登場が重要だ(197ページ)。各国がエネルギー調達に苦労しているが、そのエネルギーも環境保全、つまり、健康に配慮したものでなければ、少子化にも拍車がかかり酷な世に。2012/12/22

Francis

1
①原発依存からの離脱に苦悩するフィンランド、スウェーデン、フランス②脱原発を決めたドイツ、イタリア、スイス③自然エネルギーでエネルギーの大半をまかなうという野心的な構想を持つデンマーク、を例に、欧州各国の自然エネルギーを中心としたエネルギーシフトについて具体的な例も挙げてわかりやすく述べている。福島第一原発の重大事故後にもかかわらず、なかなか脱原発へ踏み出せない日本にとってもこの欧州のエネルギーシフトの動きは大いに参考になると思う。多くの人に読んでもらいたい好著。2012/09/27

Kashima T.

0
化石燃料への依存度を低下させるEU各国の取り組みを紹介。併せて,原発に関する各国の考え方・取り組みについても書いている。読書後,福島の事故について各国は真剣に考え苦悩し行動に移している(きた)のに,地震が頻発する当の日本は原発について楽観視し過ぎているのではないかと思った。2017/09/02

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