内容説明
受講者は毎週一冊の文庫を読む根性があること。受講者は毎週一冊の文庫を買う財力があること。そしてレポートを出し、ディスカッションすること。そんな受講条件で集った、女子大生との、時に激論、時に人生相談? 時に脱線&爆笑の平成版「人生劇場(青春篇)」。『武士道』『学問のすゝめ』『きけわだつみのこえ』等を巡る、女子大生との丁々発止の「読書ゼミ」全公開!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずぼう
39
私の好きな藤原正彦先生、レビューを見ると大真面目に批判している人もいなくはないが、そこは先生のエンターテイナー性も、多少のは誇張はあるでしょう、お茶の水の女子学生相手に真がぶれずユーモア溢れる講義でした。私は、福沢諭吉の本も好きでかなり読んだが、楽観的で根が明るく読んでいて元気になる、さすが1万円札の顔となる人だと思った、新札に変わるのはちょっとさみしいかな。2022/01/05
しーふぉ
27
再読。数学者が何故か女子大で本を読む講義をすることに。選んだ課題本の特徴を三つ挙げると、古き良き日本人を知る本であること。外国人との関わりの中での日本。女性として読んで欲しい本といったところか。こんな講義を受けてみたい。2018/01/18
Kobakampan
25
★4.2 とても素晴らしい本だった。というより授業だった。 お茶の水女子大学で藤原先生が実際に行っていた授業を女性編集者が録音して本にしたという内容。 学生は名著と呼ばれている本を毎週1冊読んで、授業に臨んでディスカッションを行う。読書をしてディスカッションを行うというだけでも本についての理解が深まるが、そこに藤原先生が学生の考えを深める質問をすることで、より深いディスカッションになっていく。 あとがきにもあったけど、大切なのはいい本を書かれた背景を理解して読むことだ。読書とはまるで絵のようだ。2017/07/26
ひよピパパ
24
数学者藤原正彦先生が名著11作品について大学生とやりとりしながら講義した内容をまとめた書。挙げられている作品はどれも有名ではありながら、ついついこれまでスルーしがちになっていたものばかり。しっかり読んで、日本人としての心構え・考え方を持たねば!とハッとさせられた。先生が語りかける相手はさすがお茶大の優秀な学生さんだけあって、指摘もするどく読みごたえあり。ただ、惜しむらくは男子の意見が聞けないところ。『きけ わだつみのこえ』や『武家の女性』の講義で、男子諸君の意見があれば、より一層盛り上がっていたかも。2020/03/19
ホームズ
20
読みたい本が増えました(笑)『武士道』のところで日本の教育の話が出てきましたが確かに納得。基礎ができていないのに個性って話はね・・・。どうも最近の教育論ってイマイチ理解できない。『学問のすすめ』や『福翁自伝』など読んでみたくなりました(笑)もっと色々教養は身につけたいな~。2012/05/17
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