内容説明
秋の月夜に、深川きっての名芸者力丸が、お座敷から忽然と姿を消した。町奉行の根岸は、配下の栗田と坂巻に探索を命じるが、やがて栗田の新妻・雪乃も行方知れずに……。根岸肥前守が、江戸の怪異を解き明かす「耳袋秘帖」殺人事件シリーズ第4弾。根岸と力丸が知り合った一件を描いた、書き下ろし短編「芸者と化け猫」を特別収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
13
これまた いいですねぇ2025/06/20
Hugo Grove
13
猫好きには嬉しい短編付き。2018/01/11
Hugo Grove
12
再読2018/11/11
Richard Thornburg
9
感想:★★★ シリーズ第4弾! ストーリーは前作を引きずってます。 本作では力丸姐さんと雪乃さんが誘拐されてしまうのですが、前作がアグレッシブだった分、個人的にはメインに据えられている話が根岸&力丸でもなく栗田&雪乃でもないところが強い印象になって残らないため少し寂しい感じです。 過去の栄華に囚われて衰退していく吉原に華を持たせたい三浦屋の件は何とも哀れです。 吉原vs深川の話も動機としては若干弱いかな? 要所で出てくる力丸姉サンの凛とした雰囲気は好印象です。2016/03/27
Hugo Grove
8
再読2018/01/20