女子をこじらせて

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女子をこじらせて

  • 著者名:雨宮まみ【著】
  • 価格 ¥1,026(本体¥933)
  • ポット出版(2012/08発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784780801729

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内容説明

「女子」という生きづらさに真っ向から向き合う半生記!ブログ「弟よ!」で人気の雨宮まみが全国のこじらせ系女子に捧ぐ! 非モテからなぜか「職業・AVライター」になった…その曲がりくねった女子人生を描く怒濤の13万字!! 『モテキ』の久保ミツロウ(漫画家)氏との特別対談も収録!

目次

第1章 女子をこじらせて(職業AVライター;暗黒のスクールライフ中学校編;暗黒のスクールライフ高校編 ほか)
第2章 セックスをこじらせて(さすらいのバニーガール;アダルトビデオジェネレーション;ユミと呼ばれた女 ほか)
第3章 「私」をこじらせて(「女」の名前;「女」だから;「女」と「弟」 ほか)
特別対談 久保ミツロウ×雨宮まみ『こじらせガール総決起集会!』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

475
女子だったら生まれながらのゴージャスでない限り、誰でも一度はこじらせた時期があるのではないか。そんな女子の黒歴史を逆なでした上で、優しくバンドエイドを貼ってくれるような作品。この世はとても、彼女にとっては生きにくいものだったのだろう。2019/09/07

harass

74
KindleUnlimited。レビュで気になり読む。2011年のAVライターの著者の告白。田舎の浮いていたサブカル少女は東京を目指し、アダルト業界に…… こじらせることを隠さずに語っていて、途中引きまくる。なにもそこまでと。女であることの意味、ジェンダー論にもつながる葛藤と悩みとあがきと、それらを踏まえて内面の折り合い。女性がここまであけっぴろげに語ることへのおののきは一体なんだろうか。こじらせっぷりにあまり笑えないのだがぜひ一読を。と、調べたら著者は四年前に亡くなっていた。自殺ではないようだが。2020/01/06

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

70
図書館の伝記コーナーで発見(笑)。題名が他の本と違和感があるので手に取り、パラパラめくるとエロい単語だらけなので迷わず借りる(恥)。まずは著者がAVライターである事の自己紹介。初めてAVを見たのは大学受験で一人で泊まったホテル。「赤本すら開かずにとても人には言えないような行為に没頭」したとの事(笑)。こんな感じで笑いがふんだんに入った著者の自伝なのだが、就職するあたりから笑いの要素が失せ、女である事や私である事の苦悩と思索と考察の軌跡に。最終的に著者が開いた悟りは貴いと思う。皆に読んでほしい。2014/06/20

lonesome

57
この本は雨宮さんと同じような女の人へのエールとして書かれてるけど、男でもとても共感できる。自分もこんな自分に好きになられても迷惑ですよねと思ってしまう。だけどこの卑屈さは誰かにとっては鼻につくのかもしれないな。なぜならどうせ自分なんかという評価は、自分で決めるものではなくて相手が決めるべきものだからだ。「モテキ」もすごく好きなので、ミツロウ先生との「モテキ」の登場人物に例えて展開する対談もわかりやすく面白かった。あとがきの文章も良くて、なんだか好きな人と話したいと思った。2014/05/04

omake

44
自分にも「こじらせ」はある。どう対処していくか、どう折り合いをつけていくかに必死で、著者のようにパワフルな行動はできてなかったかなと思う。こじらせてないと見えないもの、感じられないものはある。キツくてしんどいけど、「こじらせ万歳!」とこの本を読んで思えた。2022/03/14

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