文春新書<br> さよなら!僕らのソニー

個数:1
紙書籍版価格
¥913
  • 電子書籍
  • Reader

文春新書
さよなら!僕らのソニー

  • 著者名:立石泰則
  • 価格 ¥913(本体¥830)
  • 文藝春秋(2012/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166608324
  • NDC分類:549.09

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

「たしかなことは、かつてソニーのウォークマンにときめいたようなことは、もう二度と起こらないということである」(本文抜粋)。“技術のソニー”ブランドは、なぜ凋落してしまったのか? それを解くカギは、大賀、出井、ストリンガーと続く経営陣の知られざる暗闘にあった! 経営の失敗がいかに企業ブランドに影響を与えるか、他人事ではないその怖さを指摘。電子版のための加筆2章分を追加し、平井一夫新社長体制についても記述。ビジネスマン必読の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

126
SONYがどのような会社で今の凋落がどういう過程で出てきたのかがよくわかった。世代によってはSONYに対する信頼が厚いのが伝わった。現状の平井社長にどのような変化が起きてるのかも知りたい。2013/06/02

hatayan

49
2011年刊。ソニーがなぜ色褪せたのか、経営、人事を切り口に解説を試みる本。 大賀典雄氏が後任の社長に出井伸之氏を抜擢した事情、出井氏が不安定な権力基盤のなかヒット商品を生み出せず苦悩していた内幕などが綴られます。 出井氏以降の社長は経営の比重をものづくりからエンターテインメントへ。美しい画質を誇ったテレビでは価格やデザインを優先。技術を軽視した影響は技術者の流出で現れました。 ソニーは既にグローバルな国際企業。感動させる商品でユーザを惹きつけるソニーは過去のものになってしまったと哀惜の念を表します。2019/03/10

kinkin

42
井深大と盛田昭夫氏らによって築き上げられたSONY。独創性あふれるウォークマンやVAIOなどのヒット商品で世界のSONYというブランドになるも、21世紀に入る頃から、その栄光も陰りを見せ始めた。ソニーという会社が現在のように凋落した背景にあるものは何かについて言及されていた。ソニーの今後がどうなるのか、気になる1冊だった。2014/03/24

たー

42
実態がこの本の通りだとしたら、「さよなら!僕らのソニー」というタイトルはまさにピッタリ。米国流の経営は何も生み出さないというのは成功している企業(例えばアップル)がちっとも教科書通りの経営をしていないことでもよく分かる。2012/06/03

佐島楓

39
ソニーは世界に誇れる日本のブランドだったはず。なのにどうしてここまで凋落してしまったのか、気になったので読んでみた。一番は人事、二番は市場とのかい離の問題のせいかと感じた。特にソニーブランドを支えてきたテレビ技術をないがしろにし、価格を引き下げたりコンテンツを開発することで販売につなげようとしたあたり、迷走してしまったようだ。これ以降どう立て直してゆくのだろう。関心はある。2014/10/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4406243
  • ご注意事項