心と脳―認知科学入門 - 認知科学入門

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心と脳―認知科学入門 - 認知科学入門

  • 著者名:安西祐一郎
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 岩波書店(2011/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004313311

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内容説明

人間とは何か?
社会や環境の中で、何かを感じ、知り、考える心のはたらきとはどのようなしくみか?
それは脳の中でどのようにできているのか?
二〇世紀半ば、情報という概念を軸にして芽吹いた認知科学は、人間の思考や言語、感情などを解き明かし、社会性や創造性の核心に迫っている。
その全体像がわかる、またとない入門書。
人間とは何か? 社会や環境の中で,何かを感じ,知り,考える心のはたらきとはどのような仕組みか? それは脳の中でどのようにできているのか? 20世紀半ば,情報という概念を軸にして芽吹いた認知科学は,人間の思考や言語などを解き明かし,社会性や創造性の核心に迫っている.その全体像を描く,またとない入門書.

目次

第1部 人間とは何か(五つの人間像;現象から見た心;心・脳・社会;探究の方法―哲学から情報へ)
第2部 認知科学の歩み(誕生―一九五〇年代の息吹き;形成―一九六〇年代の潮流;発展―一九七〇年代の広がり;進化―一九八〇年代の展開)
第3部 未来へ(心と脳のつながり―一九九〇年代から今日へ;未来へ―医療・身体・コミュニケーション・教育・デザイン・芸術・創造性)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

81
心理学というよりもこの分野というのはどちらかというと人間の行動分析を工学的あるいは意思決定論で分析するような感じで読みました。最初のほうは人間の認知ということで心の問題を詳しく説明されています。第2部では認知科学の歴史、最後では今後の方向性を描かれています。読み出がある本でした。2015/09/01

zoe

16
記憶のアンカー。損失を一挙に無くす賭けをしたくなる。まず簡単な仕事のスキルを身に付ける。口頭記述は信用できる。十年修行の法則。創造する人間は、熟達する人間。2017/10/21

かわ

8
認知科学がどのような流れで学問として成立していったかを歴史に重きを置いて説明している内容でした。 入門といえば入門だけど、予備知識0だとかなり厳しいと思います... 心と脳だけど心≠脳で、色々な分野の研究が進んでどちらも理解が深まると精神系の病も病気としての予防とかできるようになるのかな。 人名、専門用語を理解してから再読したいです。2023/04/22

izw

7
安西先生の認知科学の入門書。情報科学、人工知能、脳科学、サイバネティックスなど関連領域を認知科学を中心として、その誕生から現在までの進化を概観している。膨大な資料を基にしているはずだが、軽い読み物としてサラリの記載されているのは、さすがだと感心する。2011年9月刊行で、第3次AIブーム前までの状況が描かれているが、その後のディープラーニング、生成系AIなどの発達まで含めた続編を是非書いてほしいものだ。長くあいだ本棚に積読していたが、もっと早くに読めばよかったと悔やまれる。2023/12/12

うえ

7
「80年代に至るまで、認知科学研究のほとんどは…感情のはたらきを度外視した」「感情の問題が浮上したきっかけの一つは…二人の社会心理学者…の論争にある。ザイオンスは、人は意識しないのに前に見た品物のほうを好む傾向があるという…現象を踏まえ…複雑な感情のはたらきも、意識にのぼるはたらきより先に意識下で起こることを主張した。これに対してラザルスは、感情のはたらきは、刺激に対してその意味を評価する心のはたらきから始まると考えた。たとえば、楽しいとは目標に向かって進むことができると予想できることによって起こる感情」2019/11/07

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