内容説明
カリスマAV監督が説く言葉と肉体の会話術
1926年に発表された世界的ベストセラー『完全なる結婚』で、ヴァン・デ・ヴェルデは「性交の準備動作でもっとも重要な道具は会話である」と、ベッドの上でのコミュニケーションの重要性を喝破しています。
しかし、現代日本人の性生活では、会話がおろそかにされていると言わざるを得ません。「相手が何を考えているのか分からない」「自分の思いを相手が理解してくれない」……こうしたすれ違いこそが夫婦間のセックスレスの元凶であると、多くの専門家が指摘しています。
著者の溜池ゴロー氏は、「熟女専門」のAV監督です。これまで1000人以上の素人女性と面接し、400人以上の女優を撮影してきました。多くの女優たちからは「溜さんにならすべてを委ねられる」と厚い信頼を得ています。
言葉と肉体によるコミュニケーションを重視する溜池氏は、「セックスのたびに童貞に戻る」「『させていただく』の気持ちが大事」「『感じる?』ではなく『痛くない?』」など、男性の固定観念を打ち砕く金言を披露します。
セックスレスに悩む壮年のみならず、女性との接し方に不安を持つ草食系男子の若者にも有益な「女性の正しい愛し方」指南書です。
目次
序章 言葉と肉体のコミュニケーションへ
第1章 セックスのたびに童貞に戻れ
第2章 女がホレる本当の男前を知れ
第3章 させていただく感謝を忘れるな
第4章 女の魅力を再発見せよ
第5章 「感じる?」ではなく「痛くない?」
終章 イカせられなくても大丈夫
夫婦対談 妻の快感と夫の鈍感
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
honey
3
著者は800本近くのAVを撮ってきた監督。構成は、半生・著者の女性に対する姿勢・裏話・妻との対談などとなっている。女性に対して思いやりのある目線で、著者は持てるだろうなと思った。老若男女問わずおすすめ。2011/12/20
ますけんぷ
2
もっとハウツー的なもんかなと思ってたんだけど、ゴローさんの個人的な話が多かったかな?男は女に素直になってコミュニケーションとれよって言ってるんだと思うんだけど、裏を返せばそれは難しいってことなんだな。自分はsexが下手なんだって告白しろとかも書いてあって、なんとなく恋愛工学的には反対なのかな?とも思ったんだけど、それよりもsexがしたいなら正直に言おうって書いてあって、それはそれで難しいことなわけで。それは逆に多くの男が言えてない?かどうかはしらないけど、俺は言えないし、出来てないことだからそうなんだな。2018/01/21
TONY
2
★★★☆☆相手より先に自分をさらけ出す、女優を大切にする、人間だれしも自己開示をしない相手には自己開示しない、女性に感動と感謝を伝える「うれしいなぁ」「気持ちいい」、人間への興味とやさしさを養うect...いいセックスとはいい人間関係の延長にあるべきものだとわかるいい本。2012/12/06
真夏みのり
2
そう、それそれという記述に溢れ、巷に出回っているSEX本の中ではかなりの良書だと思う。少なくとも加藤鷹よりはいい。2011/10/20
ラスコリ
1
清潔なこと、威張らないこと、分からなければ聞くこと、実際の会話と同じだ。2018/11/14