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内容説明
イギリス社会が新興の中産階層の力で近代社会へと脱皮した時,その政治思想を代表したのがロック(1632-1704)であった.王権神授説を否定し,政治権力の起源を人びとの合意=社会契約によるとした本書『統治二論』は,アメリカ独立宣言の原理的核心となり,フランス革命にも影響を与えた.近年のテキスト考証に基づく,全篇の画期的新訳.
目次
目 次
文庫版への序
凡 例
緒 言
前篇 統治について
第一章 序 論
第二章 父親の権力と国王権力とについて
第三章 創造を根拠とする主権へのアダムの権原について
第四章 神の贈与を根拠とする主権へのアダムの権原について――『創世記』第一章二八節
第五章 イヴの服従を根拠とする主権へのアダムの権原について
第六章 父であることを根拠とする主権へのアダムの権原について
第七章 ともに主権の源泉とみなされている父たる地位と所有権とについて
第八章 アダムの主権的な君主権力の譲渡について
第九章 アダムからの相続を根拠とする君主政について
第一〇章 アダムの君主権力の継承者について
第一一章 継承者は誰か
後篇 政治的統治について
第一章 序 論
第二章 自然状態について
第三章 戦争状態について
第四章 隷属状態について
第五章 所有権について
第六章 父親の権力について
第七章 政治社会について
第八章 政治社会の起源について
第九章 政治社会と統治との目的について
第一〇章 政治的共同体の諸形態について
第一一章 立法権力の範囲について
第一二章 政治的共同体の立法権力、執行権力および連合権力について
第一三章 政治的共同体の諸権力の従属関係について
第一四章 大権について
第一五章 父親の権力、政治権力および専制権力について――総括的考察
第一六章 征服について
第一七章 簒奪について
第一八章 暴政について
第一九章 統治の解体について
解 説――『統治二論』はどのように読まれるべきか
索 引
原 注
感想・レビュー
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かわうそ
KAZOO
おせきはん
加納恭史
びす男