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内容説明
〈わかりやすく伝える力〉を磨くための、池上流トレーニングを大公開。テレビ現場で独学したプレゼン術、超シンプルなノート術、情報収集&整理法……惜しみなくノウハウを大公開。
目次
第1章 テレビでプレゼンのヒントを学ぶ―テレビはプレゼンの勉強材料の宝庫だ
第2章 話のキモ(中心テーマ)を見つけよう―伝えるべき中心テーマに気づけば、成功したも同然
第3章 プレゼン力を伸ばす―相手の頭の中に「絵」を描く
第4章 新聞の読み方、ネットの使い方―じっくり熟読、記事を切り抜き
第5章 クリアファイルで情報整理―持ち運べる“編集機”
第6章 本の読み方―本を「仕事の先輩」として活用する
第7章 ノートのとり方、メモのとり方―アナログだって有効だ
第8章 わかりやすい文章を書くために―「わかりにくい説明」を見つけてみよう
第9章 聞き上手は伝え上手になれる―まずは相手の話を聞いてから
第10章 時間を有効に使ってみよう―細切れ時間も利用次第
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
63
人にわかりやすく説明をする場合、その前に自分がそのことについて理解しておく必要がある。理解するためには勉強が必要であるということ。また勉強法について著者の経験や実践していることがわかりやすく書かれている。情報をわかりやすく伝えるためには「フロー情報」と「ストック情報」を使い分けることもポイントの重要ということだ。やはり日頃の読書は大事だということが分かった。社会人になってからの勉強には仕事に必要な勉強と知識欲からの勉強があるということも書かれていた。私の場合はほぼ9割9分まで後者だな。 2015/01/14
佐島楓
60
難しいことをわかりやすく説明するスキルは、コミュニケーション能力に直結する。この本はかなり実践的なことが書いてあるため、即使える知識になるかどうかは読者の立場によって違うと思う。私はもうちょっと自分の知識を体系化しないといけないなと感じた。2016/01/01
hatayan
53
池上彰氏が自分の思いを相手に正しく伝えるためのノウハウを解説。 3分あればだいたいの話は伝えられる。伝える全体像をあらかじめ相手に示しておけば、どの部分を説明しているか相手が理解できて安心感を与えられる。 優れた専門家ほど難しい内容を素人にわかりやすく説明できる。 説明すること(アウトプット)を意識することで効率よく本を読む(インプット)技術が身につく。 聞き上手は伝え上手。相手が何に困っているのか、教えてくれたことに感謝の気持ちを持つ。 自分がわからないことを知ることで勉強する繰り返しが大切とします。2019/07/20
SOHSA
47
《購入本》テレビでお馴染みの池上彰氏の思考方法に関する1冊。①常に根本的な疑問を持つこと。②全体像(地図)を提示した上で問題ポイント(現在地)示すこと。③他人から話しを引き出す時には予めメモ(聴取事項)を準備した上で本番ではメモを捨て相手の話しを聞きながら臨機応変に組み替えていくこと。なるほど、どれも腑に落ちるアドバイスだ。昔から言われているとおり、難しいことを難しく話すのは易しく、難しいことを易しく話すのは難しい。著者のアドバイスはそうした永遠のテーマに対する明解な指針となっている。2017/04/30
Lee Dragon
34
数学科のすごいレベルの人たちは、意外と図示を重視する。理解していた内容を図示してみることで構造的に理解が深まるのである。わかりやすい説明とは、言葉を巧みに使って図を頭に書いてやるとのこと。これはまず、文章を読んで理解(左脳)→図示(右脳)→描写(左脳)のプロセスを経ている。一旦図示してみる習慣をつけていきたい。また、相手が質問したことに対して「どうやって説明しようか」と心の中で問うことで「こんなこともわからないのか」という態度をしないというのを聞いて、これも実践していきたいなと思った。2017/06/25