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内容説明
医療訴訟の激化、産科医の激減、地方医療の危機、医者と患者の相互不信……。「神の手」持つスーパー名医がドラマの中でもてはやされる一方、この国で刻々と進む深刻な「医療崩壊」。名医でもヤブ医者でもない普通の一勤務医が、日常の現場から唱える、日本の医療を救うための緊急提言!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
15
面白かったが残念ながら著者が希望するほどには病院への信頼感が回復したということはない。ちなみに「スーパー名医」は神の手と言われている一部の医師ではなく「白い巨塔」などフィクションの医師のことだった 2011/09/23
Dr.Pooh
2
タイトルでほとんど語られている。それにしても筆者は医療ドラマとか医療コミックに文句言いながら結構好きなんだろうなと思わざるを得ない。2010/01/10
グッキー
1
患者が賢くならねばならない。現代医療が万能であるとの思い込みを捨て、死について真剣に考えることが必要だ。2013/04/05
ottohseijin
1
第2章に出てくる「ベタ名医の条件」(笑)が非常によくできていると思いました。2010/05/05
yuka_tetsuya
1
現代の医療が抱える矛盾を、ストレートに書いてある。その解決策もこれだ!と示すのではなく、悩みながら絞り出していくという内容。問題点を人気医療ドラマに題材をとって解説しているので、親しみやすい。『ロス・タイム・ライフ』大好き人間としては、最後の死生観のところが特に「我が意を得たり」という内容であった。医者の本音を知りたい人にお勧め。2010/03/03