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内容説明
細胞の中にも骨があるってホント!? 「生命の最小単位」=細胞がよくわかる。私たちの体を形作る60兆個の細胞。その微小世界に魅入られた研究者たちによって、生命の謎は今や分子レベルで解き明かされつつある。世界で最初の細胞図からiPS細胞の誕生まで、発見の歴史をたどりながら生命の不思議に迫る。(ブルーバックス・2009年10月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
7
電子顕微鏡...確かに私の子どもの頃にはまだまだ身近にはありませんでした。現在だと私の分野であっても大きな研究室では自前で持っていたりするようです。そしてこれが細胞の研究に大きな役割を果たしたようで...言われてみればそうだろうとは思いますが、これまであまり認識してはいませんでした。2011/11/01
JUN0110
3
永遠に生き続けるヒーラ細胞。どんなに困難なことでも、いったん誰かが成功すると、その線まで到達することがそれほど困難ではなくなる2015/07/16
こにいせ
3
福岡伸一の本を楽しめたのなら、この本も楽しんで広く読まれるはず。というか、専門とする分野の類似性以上に、本書の著者と福岡伸一には大変似通った点がある。一流の科学者は優れた「語り部」であり、読者を『自分のフィールド』に引きずりこむだけの言葉の力を持っている、ということだ。もう一つ。一流の科学者は、一流の技術者でもある。これは結構忘れがちなことだった。2010/04/05
Marie
2
細胞生物学の近代史をコンパクトにまとめた本。「生物は細胞で出来ていて、細胞は膜に包まれていて、細胞の中にはさらに小さな器官があって……」 生物の教科書の一番初めに書かれているようなこれらの事柄はどのようにして発見されたのか? 電子顕微鏡開発の経緯や日本人の名を冠する細胞「伊東細胞」、ノーベル賞を受賞したGFPやiPS細胞など、日本人が関係するのエピソードもいくつか。2014/01/27
macho
2
外(宇宙)に向かうドラマがあれば内に秘められたドラマあり。秀逸!2013/10/26