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内容説明
ネット時代に淘汰されることなく生き残っていくためには、「検索バカ」になることなく、「自分の頭でとことん考える力」が必要です。本書では、「ネット検索をほとんどしない」という斎藤孝氏が、自身の知的生産活動をも支える「骨太の思考術」を紹介します。
目次
第1章 もれなく考える技術―無意識の思考を全部「意識的」に切り替える
第2章 やわらかく考える技術―発想のうまい人は「まてよ?」が必ずうまい
第3章 広く考える技術―相手の立場に立てば「自分」が見えてくる
第4章 大きく考える技術―「バルコニーに上がる」だけで知性は変わるのだ
第5章 深く考える技術―ノーをプラスに変える「生産的な対立法」
第6章 論理的に考える技術―感情を「隔離」しながら正解を組み立てる
第7章 独創的に考える技術―他人の頭を使って「自分の限界」を突破せよ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うりぼう
77
現象学と弁証法の本。前半の4章が「見方」を変える技術。後半の3章が「考え方」を変える技術。見方の本質は、好奇心や関心を持つ心を失わないこと。考え方の本質は、反論や否定を受け入れ、そこから「次」を産み出すことをあきらめないこと。そのためには、身体感覚を大切にしたり、身体がリラックスすることが重要。田坂広志氏の「使える弁証法」が歴史的らせんを廻すなら、この本は思考のらせん的発展を説く。後半の3章は「否定」を受け入れることの繰り返し。氏は、日本の「和をもって貴し」が「話を尽くして尊し」と発展することを切に願う。2011/01/31
ニッポニア
49
図にできるぐらいに自分の中で消化しているというわけで、齋藤先生はこういう技を言葉にするのが上手ですね。すなわちその秘密が図化。以下メモ。各地の神話は底で結局繋がっていて、それは人間の思考が作り出したものであるから。言葉をぐるぐる囲うと印象に残る、言葉をもの化する。筋道を上から一望する。出版する本のタイトルは30ほどの候補の中から選ばれている。コントロールできる未来に向かって努力する。手を動かすと頭も攻撃的に働き出す。わかったことより、何がわからないかを示す。価格は比較が作る。砂時計、意外と有効。2023/02/18
morinokazedayori
17
★★★先入観にとらわれずに物事を見る「現象学」と、否定や矛盾を取り込んでさらに高みを目指す「弁証法」を、自分の思考のワザとすることを推奨する本。理論的な深みには欠けるが、著名人のエピソードを用いた具体例を多用し、噛み砕いて何度も繰り返し説明されているので、分かりやすい。2019/09/15
ロア
13
再読。適当な季語の後に「根岸の里の侘び住まい」を付けると素敵な俳句になって、さらにその後に「それにつけても金の欲しさよ」を付けると台無しになってしまうってのが面白かった。心に響いたのそこ?!って自覚、大いにあります(。 ・`ω・´)キリッ2016/01/06
たか
12
またまた齋藤先生の本 新しいことの発想のしかたなんかが参考になった 常識や思い込みなんかをもたないで柔軟にいろんなことを考えたい 個性は変えられないが能力はかえららる 勉強になった 当たり前のことを当たり前に しかし徹底的に いろいろな例がわかりやすいよい本やった さすがや2016/01/12