MF文庫ダ・ヴィンチ<br> カクレカラクリ

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MF文庫ダ・ヴィンチ
カクレカラクリ

  • 著者名:森博嗣
  • 価格 ¥712(本体¥648)
  • KADOKAWA(2014/02発売)
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  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784840128933
  • NDC分類:913.6

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内容説明

同級生の真知花梨とともに鈴鳴村を訪れた郡司朋成と栗城洋輔。彼らを待ち受けていたのは村に伝わる奇妙な伝説だった。天才絡繰り師・礒貝機九朗は、120年後に作動する謎の絡繰りを密かに作り、村のどこかに隠した。言い伝えが本当ならば、120年めに当たる今年、それが動きだすという……。【解説】栗山千明(女優)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

154
いやあ、なんとも気持ちの良い小説だ。久々に童心に帰り、ワクワクしながら読み進めることができた。隠されたお宝を探し出すその過程でそれにまつわる人々の秘密もまた炙り出され、意外な真相へと辿り着く。本来ミステリとはこうあるべきだという理想形なのかもしれない。人が死なず、町に伝わる隠れ絡繰りの謎を探るのは暗号で描かれた宝地図を読み解き、真相に一歩一歩近づいていく冒険小説の面白みがあり、胸が躍らされた。本書は隠れた森氏の傑作としてぜひとも読んでほしい。登場人物全てに好感が持て、物語の結末に実にほっこりとさせられた。2022/01/25

111
120年後に作動するという絡繰りという設定に惹かれて読みました。120年後に作動するということはその時間を仕掛けがカウントしていなくてはならないけど、そんなに長い時間を誰もメンテナンスもせずに動き続けるなんて面白いとしか言えない。また登場人物がユニークでグイグイと読まされてしまいました。軽くサラッと読むのにはちょうど良い本でした。2021/03/06

りょうこ

48
森さん初読み。理系のイメージ強くてなんとなく敬遠してのですが会話描写がポンポンとしていて以外に読みやすかった。からくり、村の謎とかそそられる内容。機会があれば他の著書も是非とも読んでみたい。最後はホンワリ終わったのも自分的には好きな感じでした。2014/07/10

dr2006

37
ピタゴラ装置や永久機関、マーブルマシーン等、ぜんまいやポテンシャルエネルギーで動く機械が好きなのでタイトルと装丁にワクワクした。5人の学生が人里離れた村に120年前に作られたとされる「隠されたからくり」の謎を解いていく物語だ。森さんらしくストーリーは理系スパイスで論理的に展開していくが、随所に歴史の重みや哲学的な警鐘も練り込まれていて勉強になるφ(..)メモメモ(笑)カラクリはその仕組みがわかってしまえは何てことはないが、謎への探求心による脳の発熱と謎解きプロセスの経験によって得るものが大きいと思った。2016/06/19

つたもみじ

36
理系の廃墟マニアな大学生2人と、同級生の実は旧家のお嬢様との、ひと夏の青春ミステリー。廃工場の見学を目的に訪れた同級生の故郷の村で、隠れ絡繰りの噂を聞き、その謎を解き始める2人。石碑の暗号は眺めているだけで解けるようなレベルで拍子抜けでしたが、廃墟探索も、カラクリ探しも、どちらも冒険!って感じで楽しくて良かった。しかし首からぶら下げたコーラって…温くなるわ炭酸抜けるわで、不味そうにしか感じられなかったのだが…。冷えた瓶入りのコーラは良かったですけども。2014/03/20

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