数学ガール<br> 数学ガール/フェルマーの最終定理

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数学ガール
数学ガール/フェルマーの最終定理

  • 著者名:結城浩【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • SBクリエイティブ(2014/03発売)
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  • ISBN:9784797345261

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内容説明

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「僕」たちが追い求めた、整数の《ほんとうの姿》とは? 長い黒髪の天才少女ミルカさん、元気少女テトラちゃん、「僕」が今回も大活躍。新たに女子中学生ユーリが登場し、数学と青春の物語が膨らみます。彼らの淡い恋の行方は?
オイラー生誕300年記念として2007年6月に刊行された、数学読み物『数学ガール』の続編です。今回のメインテーマは、「フェルマーの最終定理」。《この証明を書くには、この余白は狭すぎる》という思わせぶりなフェルマーのメモが、数学者たちに最大の謎を投げかけたのは17世紀のこと。誰にでも理解できるのに、350年以上ものあいだ、誰にも解けなかった、この数学史上最大の問題が「フェルマーの最終定理」です。20世紀の最後にワイルズが成し遂げたその証明では、現代までのすべての数学の成果が投入されなければなりませんでした。

本書『数学ガール/フェルマーの最終定理』では、ワイルズが行った証明の意義を理解するため、初等整数論から楕円曲線までの広範囲な題材を軽やかなステップで駆け抜けます。

本書で取り扱う題材は、「ピタゴラスの定理」「素因数分解」「最大公約数」「最小公倍数」「互いに素」といった基本的なものから、「背理法」「公理と定理」「複素平面」「剰余」「群・環・体」「楕円曲線」まで、多岐にわたります。
重層的に入り組んだ物語構造は、どんな理解度の読者でも退屈することはありません。

目次

第1章 無限の宇宙を手に乗せて
第2章 ピタゴラスの定理
第3章 互いに素
第4章 背理法
第5章 砕ける素数
第6章 アーベル群の涙
第7章 ヘアスタイルを法として
第8章 無限降下法
第9章 最も美しい数式
第10章 フェルマーの最終定理

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

40
このシリーズは、やはり楽しく難しい。末尾に近づくに連れて、かなり高度な内容になる。しかし、そこに至るまでの導き・手引きが見事なほど巧みであるがために、読み手は知らず知らずのうちに、最後まで誘われてしまう。読後は常に爽快だ。数学という学問の持つ景色を作者は鮮やかに読み手に見せてくれる。2014/07/02

takaC

29
このシリーズは、読み進めるのに時間がかかる。10章は先取りできなかった。まだまだ未熟よの、自分。2011/02/04

hnzwd

21
数学についての解説付き恋愛小説?シリーズ第二弾。目指すはフェルマーの最終定理です。前作と同様に全力で走り抜けていく感じです。ピタゴラスの定理から、群・環・体あたりは主人公の脳内もちゃんと書かれていて、公式暗記じゃない問題って、こんな感じでトライ&エラーとか実験やってたな、と思い出しました。数学以外の小説部分もパワーアップしてるし、今後も期待。エピローグは、ユーリ(っぽい娘)が歩いてるし、直前の章との絡みだとすれば、主人公の観たアンドロメダ銀河の夢かな。2022/06/09

Lee Dragon

20
ペンと紙を準備して読み進めた。死ぬまでには概要を理解したいフェルマーの最終定理。群体環の触りも数学から離れている身ではあったけど理解できて嬉しかった。数論が数学の女王と言われる所以が分かった。幾何と代数の世界を行ったりしながら、背理法や無限降下法を使ったロジックで、フェルマーの最終定理までの道筋を数式を使わず示してくれている。道筋→各論の順は理解がすんなり進む。数学は美しいな2021/09/05

まえぞう

16
再読。このシリーズ、私みたいな専門外だけど興味があるものにあってますね。中学から大学教養レベルの周辺の話しを散りばめて、最終章で一気に結論に導く。最終章が理解できなくても「そんなものか」で終わればよいし、興味があればより専門的なものに進む。今回のテーマ、フェルマーの最終定理の証明には相当高度な数学が使われるので、その説明はほんのさわり程度ですが、読み応えはあります。2022/07/16

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