文春文庫<br> 地獄めぐりのバスは往く

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文春文庫
地獄めぐりのバスは往く

  • 著者名:中村うさぎ
  • 価格 ¥540(本体¥491)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167658090
  • NDC分類:914.6

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内容説明

皆さま~、本日は「地獄めぐりツアー」にご参加いただき、誠にありがとうございます。わたくしが皆さまをご案内いたします、バスガイドの中村うさぎと申します。当バスは、皆さまおなじみの「浪費地獄」を起点に、買うも地獄、売るも地獄の「借金地獄」、「そういうおまえは、何様やねん!」とツッコミもにぎやかな「悪口地獄」、惨状に口もきけない「博打地獄」と、煩悩みなぎる名所を順繰りに回って参ります。さあ、阿鼻叫喚の旅へ、いざ出発進行!

目次

浪費地獄の章(妖精の靴;うさぎの夏 ほか)
借金地獄の章(エルメス三姉妹救出基金大作戦;エルメスのケリーウォッチ ほか)
悪口地獄の章(ウォッチING田中真紀子;ウォッチING和泉元彌 ほか)
博打地獄の章(競馬体験記;馬か、ホストか ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JADE

12
「バスは、おなじみ『浪費地獄』を起点といたしまして、『借金地獄』、『悪口地獄』、『博打地獄』と、順繰りに回っていきます」(はじめにより)自虐ネタとも思えるうさぎさんの破天荒な生き方が、軽い口調で綴られたエッセイ集。「浪費地獄」が書かれたのはバブルの時代で、なるほどあの喧噪みたいな日本にはこんなこともあったのかと、呆れたり感心したり。「悪口地獄」の「オバの目、オバの芽」シリーズは、オバサンをぶった切るうさぎさんの鋭さと文章の巧さがキラリとしてた。大掃除の合い間にさらりと読んで、あっという間に読了。☆3.52024/12/31

ダグラスまま

5
たまぁに読むうさぎさんエッセイ。いやぁ面白いです。オバサンとは何か?について何十ページも語ってらっしゃいます。「失敗することを恐れ、なおかつ失敗しないことを自慢にすら感じる野暮で保守的な感性、無難で凡庸な人生を歩んでおいて、私って勝ち組⁈とか思ってる」いますねぇそういうオバサン。歩く老婆心のような。うむむ気をつけます。2015/03/17

5
他人の不幸は蜜の味。そう言って借金地獄の著者をバカにしてやりたいけど、本音はこの人の生き方のほうが私より幸せそうに思えるんだ。2011/05/31

ぴよっ子@読書停滞中

4
詰め合わせの一冊。もちろん浪費借金の話しもありですが、わたし的にはウォッチINがおもしろかった。2011/11/09

たぴおか

3
浪費家のエッセイは本当に気持ちいい、あっというまの読了。砂漠で生きるより地獄で炎に焼かれて転がってるほうが何百倍も楽しいと思うわたしは同じ穴の狢、同族愛、残念ながら実入りの分だけ何百倍もしょぼいけどね。そういうのに何やら病名がつくようになってしまいましたがこの生き方の何が悪いのかね。ホストクラブは馬主と似てるってなるほど、わたしも馬主になったつもりで鼻息荒い馬になってるのかも。2019/02/08

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