学研新書<br> 戦国の城

個数:1
紙書籍版価格
¥858
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

学研新書
戦国の城

  • 著者名:小和田哲男
  • 価格 ¥772(本体¥702)
  • 学研(2015/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784054034624

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

戦乱を生き抜いた『戦国の城』は、今ではほとんど消滅している。しかし戦国は城の時代だったといっても過言ではない。石垣も天守もない土の城が乱世を動かしていたのである。『戦国の城』を知らずして戦国は語れない――そんな魅力が詰まった必読の書、登場!

目次

序章 城とは何か―「城」の字の成りたちと読み方
第1章 戦国の城とはどのようなものか―平時の居館と戦時の詰の城
第2章 戦国の城の築城法―戦国大名家でちがう築城術
第3章 戦国の城の普請と作事―堀と土塁で囲まれた曲輪
第4章 戦国の城はどう機能したか 攻城戦と篭城戦―山城・平山城・山城それぞれの利点
第5章 戦国城下町の発展と惣構―常備軍団成立以前の城下町とは
第6章 戦国の城から近世の城へ―安土城と大坂城の出現

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

65
戦国の城についてその前史から築城方法、機能までを分かりやすく述べた良書だと思います。石垣のある城が安土城が初めてだということは、石垣の部分については安土桃山時代から始まったわけで、それは戦国の遺構ではないそうです。整備されすぎると、結局公園みたいになってしまって魅力が半減するという筆者の意見は全く同意。これは城に限らず古代の遺跡なんかも同じです。戦国好き、歴史小説好きの方におすすめします。2018/09/15

Book & Travel

44
歴史物はこのところ近現代ばかり読んでいたが、久しぶりの戦国時代。先日子供との散歩で、近くの城址公園(中世城郭跡)に行ったのもあって、本書を手に取った。古代の城の起源から始まり、中世、戦国期の城を中心に、城の種類や配置、堀・虎口・土塁・石垣・曲輪といった城の部位、城下町や総構、城の攻め方等々、内容は広いが、そこは大河ドラマの考証や歴史番組でもお馴染みの小和田先生。とても分かりやすくまとめられていて、興味深く読めた。中世の城は全国に約5万ヵ所あったと言われる。ちょっとしたお出掛けの楽しみが増えそうだ。2021/09/15

流言

38
タイトルの通り、天守閣と水堀を備えた近世的な城ではなく、山城から連なる戦国の城を語る。知識が断片的にしかなかった虎口や堀、石垣、山城・平山城・平城の区分といった点について、まとまった内容を改めて読むことで知識が整理できて良かった。特に天下普請というと各大名への負担が大きいという印象が強かったが、それによって築城のノウハウが地方への波及しているというのは新鮮な知識であった。空堀は今見ても深くてこれを攻め落とすのかと想像を絶することがあるが、数百年の間に底が埋まっていて、実際にはさらに深かったりするとは……。2016/08/20

yamahiko

20
城の成り立ちや発展過程がとても分かりやすく解かれており、格好の入門書だと感じました。先日、学芸員さんの案内で近くにある遺構を見学しましたが、本書により理解が深まりました。2017/11/15

slider129

19
まるでNHKにおける戦国時代検証の最高顧問とも言えるほどの戦国マスターである小和田哲生先生が書かれた戦国のお城入門書。特に山城に代表される土の城の解説はわかりやすい内容で初心者にもオススメです。かく言う私も神社仏閣や史跡巡りが趣味でして、お城なども好んでよく足を運んでいます。昔は天守閣のあるお城ばっかり行ってましたが、最近は石垣の址が残っているだけの様な城跡の楽しみ方もわかってきただけに、本書の内容が見事にハマり、非常に楽しく読むことが出来ました。本書で理解度がより深まり、さらに城巡りが楽しめそうです。2014/11/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/502531
  • ご注意事項