- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
本書は、トヨタ勤続40年以上の元現場リーダーたちを中心に取材し、「トヨタで口ぐせのように語りつがれている言葉」をまとめ、その言葉の背後にある考え方に迫ろうとしたものです。
どんな会社でも、日々の仕事のなかで「口ぐせ」のように繰り返し使われている言葉があるのではないでしょうか。社長から幹部へ、幹部から一般社員へ、先輩から後輩へ……。こうした「口ぐせ」のなかには、自分たちの会社はどうあるべきか、自分たちの会社の人間はどうあるべきか、という想いが凝縮されています。
彼らが「口ぐせ」のように用いてきた言葉の紹介を通じ、読者の方の日々の仕事のお役に立てれば、というのが担当編集者の思いです。
目次
第1章 「リーダー」を育てるトヨタの口ぐせ(おまえ、あそこ行ったか俺は行ってきたぞ 者に聞くな、物に聞け ほか)
第2章 「できる人」を育てるトヨタの口ぐせ(あなたは、誰から給料をもらうの? 何もしないより何かやって失敗したほうがいい ほか)
第3章 「コミュニケーション」をよくするトヨタの口ぐせ(陸上のバトンリレーのようにやりなさい 横展しよう ほか)
第4章 「問題」を解決するトヨタの口ぐせ(マルを描いて立ってろ モグラがよく出るところからまず手をつけなさい ほか)
第5章 「会社」をよくするトヨタの口ぐせ(売れるスピードより速くつくらない 一円でも安く、ものができんか ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るっぴ
20
トヨタのビジネス本初読み。現場・現物・現実は、共感。でも、私の会社では、現場が海外の場合ばかわりなので、出張費が出ず、実現困難。標準書が大切だと書かれているが、標準があると、それに頼ってしまって、考えなくなるから、技術者は育たなくなるから反対。しかし、標準どおりに物が出来ると、品質が安定するのは会社にとって、確かな利点。この本は、工場の事しか書かれていない、開発の面でのトヨタの口ぐせが全くないなめ、はっきり言って、ガッカリ感大。2015/09/19
FFFT
5
「者ではなく物に聞け」「6割いいと思ったら行動しろ」… などなど自分でも心得ておきたい言葉がかなりあったのでいくつか真似してみようかななどと思いました。 根本的には現場実践主義、スピード意識などの姿勢が重要なのかな。2012/02/12
すなふきーん
3
「者に聞くな、物に聞け」 「問題を解決できる人は、必要である。問題を発見できる人は、もっと必要である」 「ちょっとでも褒めてもらえば、誰でもやる気が出てきます。人間は褒められたいために生きているようなものです」 「動かないものは捨てる。どんどん捨てる」 「事前の一策、事後の百策」2013/08/18
kim
2
動いている = 仕事している という思い込みを捨てる。動いてしまうから見えないこともある。動かずに的を絞ってみると、見えてくるものがある。 データで仕事使用。ワーストから潰そう。パレート展開とは、同一要因、同一条件で見たときに、全体としてどこで一番問題が発生しているか、その比率を見る方法。このような基本的な問題解決法すら知らず、勘と経験と知識だけで乗り切ろうとすることが多い。2023/12/05
山椒
2
「事前の一策、事後の百策」「者ではなく物に聞け」は印象的。2013/05/27