文春文庫<br> 龍時 〈03ー04〉

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文春文庫
龍時 〈03ー04〉

  • 著者名:野沢尚
  • 価格 ¥621(本体¥565)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
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  • ISBN:9784167687038
  • NDC分類:913.6

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内容説明

スペインでプロサッカー選手として順調に成長するリュウジは、アテネ五輪日本代表に招集される。しかし平義監督は創造性溢れるリュウジのプレースタイルを禁じ、ひたすら走って前線にボールを出す、チームのために奉仕するプレーを求める。真意がわからず戸惑うリュウジ。果たして監督の意図は何か? 各国代表との熱い戦いの行方は!? 実際の五輪前に執筆されたにもかかわらずスタメン6名が的中、著者のサッカーに対する慧眼と愛情が遺憾なく発揮されたシリーズ最終巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

83
事実上の野沢氏の遺作ともいえる第三部。今度の舞台はアテネオリンピック。U-23代表として大舞台に挑むリュウジ。監督との確執を交えながらトーナメントを勝ち進むリュウジと日本代表を応援しました。巻末のインタビューは野沢氏が自死するわずか10日前。これからのリュウジの姿を熱く語っていたのに残念です。ここは解説の中西さんの言葉を借ります。「野沢さん、野沢さんがいなくなって、誰がリュウジのこれからを書くのですか?みんなリュウジがどんなサッカー選手になっていくのか知りたいです。本当に残念でなりません。★★★★★2015/06/12

ユザキ部長

76
我が龍よ、不死を求むことなかれ、ただ可能の限界を汲み尽くせ。生き急いだ気がしてならない。ゴールへの道程はまだまだ遥か先にあって欲しかった。2018/05/18

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

69
スペインのプロの水に慣れたリュウジにジャパンブルーのユニフォームを着る機会が訪れる。アテネ五輪代表への招集だ。グループリーグで開催国ギリシャを破り、チームメイトがいるスペインとの対決にのぞむ日本代表だが、守備的な布陣を重視する監督のもとでリュウジの存在感は浮いてしまう。〈わが魂よ、ただ可能の限界を汲み尽くせ〉。ギリシャ神話の言葉を胸に抱き、リュウジの中に眠る龍は牙を研ぐ。キレキレの文体が生む臨場感が全三巻のシリーズ最大の魅力。続編が読めないのが哀しい……。2015/04/15

A3

22
前2作は、さくさく読み進められたのに、なぜかこの本はページが進まず。。日本にこういう選手出てきたらもっと面白くなるのに、と思わせる選手。続きが読めないというのはとても残念です。2015/02/07

Rira

21
中学の頃に初めて読んで以来、何度も読み返しています。当時は夢のような話だったけど、今読み返すともう夢ではないのかなとしみじみします。試合映像がそのまま浮かんでくるような描写が大好きで、自分が今まで読んだサッカー小説の中では最高です。続きが読めないのが残念です。

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