内容説明
南米ペルーのナスカには、世界遺産に指定された壮大な地上絵がある。サル、クモ、ハチドリ、渦巻き模様……1930年代、まだ20代のドイツ人女性が、このふしぎな地上絵に魅了され、その生涯を地上絵の研究と保存にささげた。彼女、マリア・ライヘの数奇な人生に惹きつけられた楠田枝里子が、政情不安なペルー、そして統一前夜の東ドイツ・ドレスデンへ、何度も取材を重ねた、渾身の人物ノンフィクション。日本での「世界遺産ナスカ展」を機に、貴重な写真を多数収録。
目次
熱砂を越えて
白いオアシス
地上最大の絵本
切り取られた地図
ベルリン、二つの顔
少女マリアを追って
シュテファーニエン通り十一番地
郵便配達夫は生と死の谷間を渡る
ナチズムの沓音
インカ帝国の夢の跡〔ほか〕



