内容説明
歌舞伎町のホストクラブに通って女王様は初めてわかった。オヤジがキャバクラで若いコに大金を遣っちゃう気持ちが……。長年「日本一のオヤジ嫌い」を自認してきた女王様の目からウロコが落ちた。オヤジたちよ! ヅラでもヒヒでも「男らしく」なくても、いいじゃない。卑しくて、みっともなくて、だからこそオヤジは愛しい。恥と罪と哀しみを背負い、腹を突き出して生きる日本のオヤジに捧ぐ、女王様からの叱咤激励コラム! うさぎ父(これがまた強烈キャラ)も大活躍!
目次
オヤジどもよ!(オヤジ、そのふてぶてしき幼児性;哀愁のヅラオヤジに思ふこと;屁こきオヤジは嫌いじゃないが;お金は自分のために遣いましょう ほか)
我が親父よ!(バカ犬は飼い主(中村父)似!?
日本一の「自画自賛」オヤジ
中村父の優雅な生活
ウラ声で語れ、ウンチク ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
55
自称オヤジな作家・中村うさぎさんによるオヤジをテーマにしたエッセイ集。あまりに直球すぎる言葉や思考に時に腹を抱え、時に胸に突き刺さるものを感じながら楽しませてもらいました。終盤の彼女のその直球すぎる性格の根っこは彼女をも凌ぐ直球すぎる父の中に見出す件には本当に笑わせてもらいました。2016/02/26
やすらぎ
19
感想を書かずに手放すことにしました✨2020/01/10
やまねっと
17
昔はここに書かれてあるオヤジは数多くいただろうが、最近はあまり見当たらないなと思っていたら、身近にいたことにこの本を読んでて気づいた。それは自分だというオチではないが、よく飲みに行く同僚のおじさんなのだが、セクハラを平気で言って相手を当惑させる人がいる。僕なんかは度が過ぎるのを注意するが、得てしてこんなオヤジどもは営業に多い。こんな訳のわからないことを言いたいわけではない。 この本は読んでて、中村うさぎ自身がオヤジであることに気付かされる。女というフィルターを通したオヤジが不平不満を言っているそんな本だ。2023/11/30
pippi_
2
クスクス笑ってしまうような、中村うさぎさんと「オヤジ」たちとのエピソードが沢山あります。中村さんの父親の武勇伝はすごいですね!2017/12/23
ルミー
2
オヤジに興味なかったんであまり読む気が無かったんだけども意外面白いしふむふむしちゃうところもあった。お父さんエピソード面白いなあ。まだリビングにベッドあるのかな。2014/04/03
-
- 電子書籍
- ねこ神さま 〈2〉 文春e-book
-
- 電子書籍
- 下流の宴 文春文庫