内容説明
三毛猫の三毛模様,アサガオの絞り模様….遺伝子は同じでも,生物にはさまざまな外見や個性がある.これは遺伝子の働きを調整するエピジェネティクスによって偶然に決まっている.遺伝子を陰でダイナミックに操るしくみと,それによって生まれるさまざまな現象を解説し,病気との関係や新しい治療法開発の可能性を紹介する.
目次
目 次
はじめに
1 個性はどこで決まるか
2 エピジェネティクスとは
3 さまざまな振舞い
4 個性は伝わるか
5 もっと複雑な仕組み
6 病気との深い関係
7 便利な道具にハマる生物
参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Matoka
10
入門編ということでさらりと読めた。エピジェネェティクスという言葉自体知らなかったので最初の一冊として読むにはとても良い本だと思います。2015/10/03
calaf
6
エピジェネティクス...言葉は何となく知っていました。内容も、読むうちに思い出してきました (笑) そうか、確かにこれは病気に深く関係していて、診断や治療に用いる事が出来るのかもしれない...まだまだ将来の話なのかもしれませんが。2012/09/06
あのあの
2
★★☆☆☆:さらっと読み。現象はわかったが、そのインパクトは分からず。2016/08/11
チクタクマン
2
「入門」とあるが、なかなか難しかった。「エピジェネティクス」とは「DNA配列を変えずに遺伝子の機能を調節する」こと。キーワードは「DNAのメチル化」と「ヒストンのアセチル化」。2016/03/03
樋口佳之
2
仲野徹氏の新書を先に読んでいたから内容がおぼろげながらわかった感じ。2015/11/23