内容説明
いまや日本中が知っている料理研究家・小林カツ代にも、料理の新人時代がありました。結婚して初めてつくった味噌汁は、ダシをとらずに大失敗。そんな初々しい奥さんで、あこがれは漫画家(本書も自筆イラスト満載!)だったカツ代さんの、笑いが絶えない台所修業記。食欲がわく・手間いらず料理・人好きネコ好きの三大特徴は三十年前も同じです。簡単「さぼりライス」や秘伝の黒豆レシピ、料理を仕事にするきっかけなど、読むだけで元気がでる“読む胃薬”のような一冊!
目次
料理との出会い
まんまるコロッケ
テレビに出た話
魚の煮方・焼き方
こんぶと煮干しとかつおぶし
やせたのは誰か
酒のさかなとは
チキン・シチューの歌
あっさりしたサラダたち
エプロン談義〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi
23
【図書館本】小林カツ代さんの初期料理エッセイ集。初めて料理した経験のエピソード、どんどん料理に興味を持ちのめり込んでいく姿、そして手抜き簡単レシピも紹介されており参考となります。2017/03/09
奥山 有為
8
煮魚を作る時にお水の量は少なく、お魚を泳がせることはないのです!…私もやっていた失敗。もっと早く読んでいればなあ。ことばの選び方がいい感じで、たとえば章タイトルの「花とレバー」、この2つが並ぶことってなかなかないのでは。「そら豆・ベーコン・エトセトラ」に出てきた「大きな大きなパン」の絵本は「ジャイアント・ジャム・サンド」かな?エプロン付けてお料理することは滅多にないけど、つけてみたくなった。2019/07/27
mame
7
初期のエッセイ。おおらかで庶民的でカラっとしていて、楽しい。2024/01/16
り~
2
図書館本にて読了。(あれ、読メ登録しようとしたら、17年5/28に感想なしで登録してる…)この文庫が2004年、単行本は1992年発行、まえがきでカツ代サンは"33年も前、20代の時のデビュー作"とな。。いやいや、文もイラストもなんて軽やかな明るいまさに軽妙洒脱! な一冊でした。昭和の材料、お道具がそこここに見えてくるものの、当時としては"ハイカラ"なレパートリー溢れるお料理たちだなぁ、と。お料理が好き人が好き、そんなカツ代サンの魅力溢れるエッセイでした。2017/05/28
ぽにょ
0
お料理に興味が出でくる本2016/04/20