内容説明
海、空、サボテン、そこにある暮らし――。旅の中に見つけた光景に、染み入るようにつむぎだされる、優しくそして決然とした恋の詩が、ささやかな勇気を与えてくれる。オールカラー写真詩集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KI
27
開かないドアは壁と変わらない。取手を回さないと何も変わらない。2020/03/23
なつ
26
何度目かの再読。私にとって銀色夏生さんの感性は素敵な魔法です。2015/07/07
Heart
23
「くだらない話/つまらない/イヤになるような話ばかりしている人たち/あんなところへは落ちてはいかない/あんなところへは決して流されない」「急げ急げ/この世はまぶしく人生は短い」「急げ急げ/猛スピードでやりおえて/残りの時間は自分のために」印象的*「チョコレートの山なら登りたい」とてもお茶目で可愛らしいなぁとほっこり(*´ー`*)今回も優しくて温かい銀色さんの詩に癒されました。(*´ー`*)♥2016/07/31
(*>∀<)ノ))★
18
写真が素敵(´∀`)とにかくあてもなくてもこのドアをあけようよ。切なくもあり前向きでもあり。とても好きな一冊☆2016/04/04
新田新一
15
銀色さんの詩集は多く読んでいるのですが、単行本で読むのは初めてでした。サイズが大きいので、一つ一つの写真の良さが際立ちます。何回も出てくる花や木の写真は、その植物の葉擦れの音が聞こえそうなぐらい繊細で、美しいです。詩は他の詩集と同じ雰囲気で、切なさや悲しみの中に希望が滲んでいることが多く、読んでいると心の中が晴れてきます。載っている詩の中では、本のタイトルになっているフレーズが含まれているものが良くて、いろいろなことがあっても、とにかく前へ進もうよ、という銀色さんの呼びかけに勇気づけられました。2023/12/24