内容説明
香港の社会に溶け込むことで、中堅企業の海外進出を成功させた経営者石井次郎。さらにいち早く中国進出を果たすと、日本企業の中国進出を支援するテクノセンター(日技城)を設立して、日中の架け橋となるべく活動する。その行動の源は、25歳の時に単身渡った欧州で学んだユダヤ商法と、デンマーク人から教えられた奉仕の精神にあった。閉鎖的体質といわれる日本企業の国際化のあり方と、不況下で停滞する人材の育成方法を、一人の経営者の人生を通して示した必見の作品。
目次
序章 深〓@47E2の悲喜劇
第1章 ドライバーとピンセット
第2章 デンマーク彷徨
第3章 ユダヤ・コネクション
第4章 日本的経営の限界
第5章 香港で最も成功した外国企業
第6章 新会社の憂鬱
第7章 天安門事件直後に深〓@47E2進出
第8章 中国人特有の経済観念
第9章 中小企業の駆け込み寺
第10章 ユートピア構想
第11章 日本人と国際化
終章 テクノセンターの現在
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くらーく
1
石井次郎氏を経団連に。 海外で成果を上げている経営者が、日本経済に物申さねば。 いい本でした。 佐藤正明氏の本は、実に面白いです。2014/04/12
m_a
0
お金を稼ぐことの面白さと泥臭さが伝わってきて、下手なビジネスハウツー本よりよっぽどためになる。仕事はスマートにやるものだと考えがちな人に読ませてあげたい。2013/02/17
置き話
0
買いたい(なぜ売れていない?)2012/02/05
young
0
石井次郎ー全く知らなかったが、香港で経営バリバリしている日本人。その伝記というべき本書。海外で生き抜く、恩を返す、情熱を持って仕事をやり切る。その熱情がばんばんとこちらに伝わってくる本書だった。ユダヤ商法とは、誰もやらないことをやること、受けた恩義をある年齢から返し続けること。また海外行きたいなぁ2025/06/18