文春文庫<br> 火の国の城 〈上〉

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文春文庫
火の国の城 〈上〉

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥774(本体¥704)
  • 文藝春秋(2015/03発売)
  • 文藝春秋 電書の森 2026 ポイント40倍(~10/22)
  • ポイント 280pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167142797

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内容説明

天下分け目の関ヶ原から五年。世情が落ち着きはじめた京の町にふらりと現われた偉丈夫。男はすぐれた技をもち、豪傑と熱情を秘めた伊那忍び、丹波大介であった。すでに陰の世界から足を洗い、農村でおだやかに妻と暮らすはずであったが、彼の腕を知る者によって武家の覇権争いに巻き込まれていく。天下統一への執念を燃やしつづける徳川家康と、復活を夢想する豊臣家とをめぐり、「忍び」というあらたな諜報戦が歴史の陰で繰り広げられる。いずれも個性的な超人たちの物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

87
面白かったです。熊本城築城前の時代に駆け抜けた忍者・丹波大介。加藤清正に仕えることになった大介。着々と支配を広げて行く家康と、天下を取り戻そうとする豊臣の緊張の中で、清正と大介が重なって行くようでした。家康と豊臣の狭間の清正を浮き彫りにすることで、大介の存在が重要な気がします。伊那の生き残りであった大介の忍びの血が呼び覚まされ、時代の水面下を動き回るのが格好良い。五感を研ぎ澄まし、暗躍する忍びの活躍に手に汗握らずにはいられません。下巻も読みます。2016/02/17

むら松

22
「真田太平記」以来すこし間をおいての池波正太郎。相変わらず一瞬で世界に引き込まれる。お馴染みの六点リーダーも健在……。市井で印判師・仁兵衛となって潜んでいる、あの奥村弥五兵衛がいつまで経っても隣の父娘の正体を見破られず、あろうことが娘小たまの色香に惑わされてしまってオイオイとなった。加藤清正は少ししか登場せず、火の国の城に至ってはまだ完成もしていないが、後半怒涛の展開を見せてくれるはず。池波正太郎の文は優しくて、いくらトロトロ読んでいてもいつでも迎えてくれるから、安心して読んでいこう。2026/09/12

ぶんぶん

22
【図書館】時は、戦国時代・関ヶ原の戦いの後、五年が過ぎている。 徳川の天下になって豊臣勢と暗闘を繰り返していた。丹波大介、甲賀忍者の末裔である。 真田昌幸、雪村が九度山に居るが零落していた、一方、加藤清正の動向も掴めず、何かが起きる予兆を孕んだ、時代の話である。 女忍者・於蝶を巻き込んで加藤清正と徳川家康の攻防に巻き込まれる。 丹波大介の動きから熊本城築城の時代を描く忍者アクション。 大介の動きがスピーディである、女忍者小たまとの戦いが凄い。歴史に詳しくなくても何となく判るのが池波流、面白くためになる。 2022/08/27

jima

19
関ヶ原後。清正に仕える事になった忍者丹波大介。2014/04/15

Nak34

18
もっと違った忍の話かと思っていた。しまった。佐助やお江の立ち位置が、真田太平記とは違う。この作品の方が早いのではないかな。「真田太平記」が最高作品としているだけに、九度山は余り絡んで欲しくない。仕方ないので、下巻まで突っ走るが、和田竜「忍びの国」の方が好み。今の所、ん~。2012/12/30

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