内容説明
アポなし、コネなし、コワイモノなし! 東京はコワイとこ、と育てられてきた大阪商社のお嬢OLが、書き上げた原稿をいきなり出版社に持ち込んで作家デビュー。それが映画化された『中国てなもんや商社』だが、華麗なる転身の陰に小心でド根性な日々の努力があった。3姉妹の末っ子として、観察眼も磨きまくった。今のままじゃだめ、でもどうしたらいいの? そんな気持ちに「しあわせは歩いてこない。だから、こっちから行くのよ!?」と活をいれる爽快エッセイ集!
目次
1 私、作家になります!
2 涙の修業時代
3 ナニワな私
4 恋か仕事か、どっちも欲しい
5 アジアでGOGO!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ntahima
33
純然たるエッセイ!それ以上でも以下でもない。読み易いし、デビュー作にしてヒット作の『中国てなもんや商社』の裏話なんかも出てくるので、著者のファンなら“買い!”だと思う。私はブックオフの均一棚で買ったので特に不満はないが、定価でも買うかと言うと…。本を持たないで外出してしまった場合の1日読み切り用としてなら買うかも知れない。いずれにしろ『てなもんや商社』と『北京大学てなもんや留学記』の間に挟まれた箸休め的小品。♪いとし糸引く雨よけ日よけ かけた情を知りゃせまい テナモンヤないかないか道頓堀よー♪(浪花小唄)2013/04/11
ヨータン
9
楽しいエッセイでした。この著者は本当に書くことが好きだったんだな〜と思える学生時代やOL時代のエピソードが面白かったです。高校の時はありとあらゆる交換日記に参加して、ついに14冊になって、勉強もせずに徹夜で書いていたとか。先生を泣かせる反省文を書いたとか。OLの時に一番燃えた仕事は業務日報を書くことだったとか。それだけ書くことが好きだったから、本を出版することもできたんだな〜と思いました。2013/09/09
ロバくん
1
やはり思っているだけではダメ。 考えているだけでもダメ。 わずかでも望みがあれば行動すること。 分かってはいますが、それができない。 著者は大阪の人。 個人的に関西弁を聞くもの、読むのも好き。 それだけで楽しくなります。 関西の人同士の会話を聞くのは大変面白く、展開が突飛だったり、エネルギーも感じます。 本作はエッセイ。 神戸・京都・大阪の関係が面白かった。 何より話しにオチがあり、さすが大阪の人。 2016/05/22
メグヲ
1
結局こわいものしらずが強い、かな。 働く女子としてなるほどなと思うこと多数。 仕事をがんばることだけが幸せじゃない、と、天職に転職することってやっぱり幸せなのだという矛盾した現実だったり。2010/05/13
べんちゃん
1
これも面白かったよ。