岩波文庫<br> 鴎外随筆集

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岩波文庫
鴎外随筆集

  • 著者名:森鴎外/千葉俊二
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 岩波書店(2014/04発売)
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  • ISBN:9784003100684

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内容説明

幕末,津和野藩の下級武士の子として生まれた森鴎外(1862-1922)は,藩校で漢籍を学び,上京して東大医学部で学んだ.軍医総監に上りつめ,最後は帝室博物館長として没した公的生活と小説家鴎外-封建的イデオロギーと藩籍の素養,近代ヨーロッパ文明と自然科学者の眼が同居したこの作家の息づかいが聞こえる随筆18篇.

目次

目  次
  Ⅰ

 サフラン

 空  車

 礼儀小言
  Ⅱ

 原田直次郎

 長谷川辰之助

 夏目漱石論

 鼎軒先生
  Ⅲ

 我をして九州の富人たらしめば

 鴎外漁史とは誰ぞ

 潦休録

 夜なかに思った事

 混  沌

 当流比較言語学

 予が立場

 文芸の主義

 俳句というもの

 歴史そのままと歴史離れ

 なかじきり

 遺  言
   解  説
   注

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

112
漢文や文語体の素養がないので読むのに苦労したが、作家としての森鴎外の素晴らしさを改めて実感した本だった。小説と異なり、人間鴎外の想いや感情が表に出てきており、ユーモアを感じる文章も多かった。一番心を動かされたのは追悼文で、特に二葉亭四迷への追悼文には、森鴎外の優しさが滲み出ていて、読んでいてしみじみといた気持ちになった。『夏目漱石論』も収録されおり、この文豪がもう一人の文豪を敬愛していることが分かる内容だった。漱石の大ファンとして、素直に嬉しかった。2015/08/12

KAZOO

108
ちょうどいいような厚さの本でしかも18編の短い随筆が収められています。昔は全集で読んだので、かなり難しかったような覚えがあります。非情に読みやすい気がしました。サフランという漢方薬の原料となる花のことから始まり、人物論では漱石についても書かれています。そのほかに文芸に関する結構有名なものもおさめられています。2017/09/20

Gotoran

50
漱石と双璧をなす明治の文豪鴎外の18編の随筆集。津和野藩の下級武士の子として生をなし、藩校で漢籍を学び、東京帝国大学で医学を学んで、軍医総監にまでなって、江戸の封建性、漢籍の素養と西欧文明と自然科学の眼を合わせ持っていた鴎外。儀礼や文芸、漱石論他の人物評等、やや取っ付き難い文語体ではあるが、いずれも、囚われなく、思いついたままを気取らずに自由に綴っている。中には現代にも通じるところもあり、興味深く読むことができた。2017/10/30

yutaro sata

19
対してページは割かれていないんだけど、漱石について書いたところが好きかな。2022/08/20

作楽

11
登録するの忘れてた。鴎外さんは、頭のいい方ですよね、こだわりもあるし、不思議に美を大切にしてる気もした・・・。面白かったです。2016/08/19

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