集英社文庫<br> 回想電車

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集英社文庫
回想電車

  • 著者名:赤川次郎【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 集英社(2016/02発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087471083

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内容説明

深夜の電車に乗った男が遇った昔の恋人、同僚、かつて一期一会の出会いをした親子。一夜のうちに過去と未来が交錯して、その翌朝は……。不思議な時間軸で描かれた表題作ほか、孤独と愛と死、そして希望が見え隠れする、全9篇を収録。さまざまな人生の断片をたくみに映し出す、優しさとほのかな怖さを秘めた傑作短篇集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

93
九つの短編が,いろいろな方向を向いていて楽しい。 悲しい物語あり,恐いものがたりあり,ちょっと楽しくなる物語あり。 通勤のいらいらが解消できる。 赤川次郎の小説の狙いは通勤の苦痛の緩和にあるかも。2011/05/02

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

57
積ん読本の消化。久しぶりの赤川さん。本書は、人生の断片をたくみに映し出した9つの短編集。何気ない日常の出来事が、優しさや怖さを感じる。なかでも、あり得ない出来事のはずなのにあり得るかもと思わせられる「手帳」と終電車で帰ることがあればこんな話を読んだことを思い出すに違いない「回想電車」が印象的。20数年前の作品なのに、色褪せては見えないところが、さすが赤川さん。あっという間に読める1冊。2021/10/04

キンモクセイ

37
イヤミスまではいかないが、少し不気味な話が多く感じる短編集。オムニバスドラマにでもなりそうな感じ。「手帳」は少し怖い。私も同じように中を見てしまうだろうか?「代理人」大津部長がカッコ良いな。「ランチタイム」不思議だけど好きだな。1番は「回想電車」悲しいのにほっこり温かい読後感だった。読みやすい短編集。2019/10/13

coco夏ko10角

22
9つのお話収録の短編集。『手帳』と『回想電車』がよかった。『自転車置き場に雨が降る』こうやって噂によって…ということは実際あるだろうし、読んでて少ししんどかっただけに最後は。2020/05/29

みるく

17
何気ない日常の出来事を不思議な事件に書き起こす赤川次郎作品は時間を忘れて読み耽ってしまう。なかでも「手帳」はあり得ない出来事のはずなのに、やけに近く感じる…不思議な作品。やはり巻末の「回想電車」は印象的。短い作品ではあるが、深く心に残る。回想しながら永遠の眠りにつく…そんな素敵なこの世の去り方…理想です。最後、駅員の冷ややかな台詞は赤川作品らしい結末。読み終えるまで自分は違う時空をさまよっていたのかもしれない…なんて思いにさせてくれる作品です。2017/08/12

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