ハヤカワ文庫SF<br> グランド・バンクスの幻影

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ハヤカワ文庫SF
グランド・バンクスの幻影

  • 著者名:アーサー・C・クラーク【著】/山高昭【訳】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 早川書房(2013/07発売)
  • おトクな週末2日間!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~5/12)
  • ポイント 125pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150112080

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内容説明

2012年、巨大プロジェクトが計画された。ニューヨークへ向かう処女航海の途中、グランド・バンクス沖合で氷山に衝突、沈没したタイタニック号。多数の犠牲者をだしたこの悲劇の豪華客船を、沈没100年を記念して引き揚げようというのだ!もうひとつの未踏の領域、深海を舞台にした近未来テクノロジーSF。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐藤司

1
いかにもクラークらしい逸品。タイタニックを引き上げるというメインストーリーは形式に過ぎず、散りばめられたクラークの味わいを堪能する玄人向けの作品になっている。まぁ、読み手は選ぶだろうが、久しぶりに良い本を読むことができて満足。発行年ならともかく、フラクタルの説明がくどいのが今となっては玉に瑕かな。2016/12/19

隠居

1
クラークの海洋もの、タイタニックの引き上げを扱う。数々の逸話はおもしろいが、結びつきが緩くて散漫。訳もわかりにくい。2013/10/11

アリャー

0
一言で表すならタイタニックを引き上げようとする小説。なのだが、内容が散漫すぎて、結局のところ印象が残らない作品となっている。登場人物が無駄に多いため、最後まで一部の登場人物が覚えられなかったし、それなりのページ数を割いて扱われるマンデルブロー集合とタイタニック引き上げには何の関係が?と思わずにはいられなかった。これならいっそのこと、マンデルブロー集合や、(当時)最新の技術から導き出される海洋工学の今後みたいな内容でエッセイを書いたほうが良かったんじゃないかと思った。2015/05/26

0
一番堪えられなかったのがいかにも翻訳小説ですとでも主張しているような文章。 「嗅覚だけが探知可能な警戒信号を伝える適切な手段がないことが理由で死んだ人間もいまだにいるのだ」て。 最初読んだときは何が言いたいのか全く理解できなくて3回くらい読みなおしたけど全編こんなかんじだった。 もうちょっとなんというかわかり易い表現にならないかなあ・・・ ほかにも「さて、これで氷が溶けましたな」とかいう日本語では見慣れない表現があって、多分「break the ice」(場を和やかにする)を直訳したんだろうな~2013/07/10

Hannibal

0
タイタニックをテーマにした物語は幾つか存在するが、80年代の探査結果を元にここまで考察したものは無いのではないだろうか。 体力は要るが、既存の深海もの飽きたひとにお勧めする。2013/02/22

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