文春文庫<br> トンカツの丸かじり

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文春文庫
トンカツの丸かじり

  • 著者名:東海林さだお
  • 価格 ¥509(本体¥463)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167177287
  • NDC分類:596.04

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内容説明

人生いろいろ、食い物いろいろ、エッセイも種種雑多。ヘーソクとコントンの世界で「丸かじり」を読める日本人はシアワセだ! 貧しい時代を思い出す、でもなつかしいイモのツルを食べてみる、ビアホールにおける“枝豆まじりの人は大したことない”の法則発見、スキヤキの“肉疑惑”を追及する、あこがれの「粋に蕎麦屋で一杯」に挑戦、いまどきの野菜たちを叱る、自家製ナマリ節のうまい作り方教えます……身近な食べ物に対して、著者の飽くなき追求は続く。

目次

ビールから熱かんへ
栗の疑心暗鬼
ブドウはがめついか
そば屋で一杯
議事堂の中の食堂
大絶讃“イモのツル”
スキヤキ大疑惑
お餅解禁
スルメの周辺
危険な話
カニだらけの夜
ビン詰めかわいや〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

51
相変わらずおもしろい。コンスタントに笑わせてくれる東海林さんには毎回感謝。 今回は、カニの話や出前を待つ家族、旅館の朝食についてくる味付け海苔、夏野菜についてがよかった。またナンシー関さんが的確な解説を書いており、これもまた嬉しい。2015/04/24

りさ

17
息抜きにちょうどよい。世の中にはいろんな食べ物があるんだよなぁ、食べたいな。という、気分が盛り上がる本。イモのツル食べてみたい。2016/09/30

葉芹

15
時々来る露天風呂の湯屋には、古本をおいてある。一律二百円。文庫をもって来るのを忘れたのだ。お風呂でよむ本はリラックスできないと。紀行ものとかないかなと物色していて、これを選んだ。勿論大正解。美味しんぼじゃなくてクッキングパパといえばいいのか、川越シェフじゃなくて奥薗さん、ちょっと違うか。まあ、楽しめたのでR。解説もまた、愛するナンシー!久しぶりの対面。嬉しかったおまけでした。2013/05/26

hime

13
フライングして「タコ…」を飛ばしてしまいましたが、面白かったです。表現が本当にうまくて、そして面白くて、思わず笑ってしまうお話あり、いちいち頷いてしまうお話あり。どれも好きですが、特に人間ドックあがりのトンカツ内定→本採用(+アルファで想定外の追及あり(笑))が気に入りました。今度お外ランチに出掛ける時、私も盛りそばの人とステーキの人が見分けられるか、チャレンジしてみようかな♪2012/03/04

Humbaba

11
それぞれのものがどうして今の形をしているのか。学術的な調査をすればある程度はわかるかもしれないが、そのような原理を無視して自分の気の向くままに推論を薦めてみる。その推論はおそらく真実にたどり着くことは出来ないが、そうした時間は決して無価値なものではないだろう。2016/11/20

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