文春文庫<br> タコの丸かじり

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文春文庫
タコの丸かじり

  • 著者名:東海林さだお
  • 価格 ¥509(本体¥463)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167177256
  • NDC分類:596.04

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内容説明

獲れたてのタコをがしがしと丸かじりして「いけない……うまいもの食ってると嫉妬される」とおびえながらもついうっとり。フライ一族の中でトンカツの次に偉いのはメンチカツとハムカツのどっち? カレー専門店は明るいのに牛丼屋の雰囲気はなぜ暗い? ヒラメとエビ入りネコ缶の味わいとは? うまくて凄いショージ君の日常は、読むほどにしみじみじんわり、笑いの涙がにじみます……。あくなき探求心と鋭い観察眼が捉えた抱腹絶倒の食べ物エッセイ「丸かじり」シリーズ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

43
毎回、コンスタントに笑いをとれるエッセイが書けることは驚異というべき!それに東海林さんの本を読んでいるとうんうんと首を縦に振る状態=うなずくですが、ほんとに多いです。今回は、「嘆かわしい新おにぎり事情」、「いい気なおせちを叱る」、「やっぱり試食はむずかしい」など、どれもうんうんの連発。☆五つ2015/04/18

おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず

29
食欲の秋を迎えるために。2016/10/13

糜竺(びじく)

24
難しいことを考えずにダラっと読めるのが良い。2023/10/19

黒猫

20
このサクサク読める感じが最高。それにして東海林さんの食べ物に関する愛情が詰まったエッセイ。刊行されたのは1987年。日本はバブル真っ只中の時代。しかし今読んでもまったく違和感はなく面白い。ネコ缶を食べてしまった話やトウモロコシに対する愛情から一粒ずつ食べる話、かき氷やスイカに対する考察も面白い。冷やし中華はじめましたはあるけど冷やし中華おわりましたはないとか(笑)寿司の一人前をどう順序だてて食べるかなどわかるわかる。焼き鳥は串が大事とか本当にその通り。このシリーズでネタが尽きないのがまずスゴい。2018/03/24

kayak-gohan

18
丸かじりシリーズを読むのは3作品目。本シリーズを読んでいると、あるある感いっぱいでクスッと笑ったり、大爆笑したりする話などさまざま紹介される。筆者の好奇心、探究心の向くところは食べ物だけに留まらず、その食べ方や料理法といったところにおよび、さらにはその文化的背景にまで踏み込んでいる。野球観戦のお弁当や炒飯の秘伝などはその典型。本シリーズに登場した食べ物を口にするとき思い出し笑いをしてしまいそうだ。2022/08/17

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