内容説明
仏法の基本の一つである「十界論」を「六道」「二乗」「菩薩」「仏界」の順に、コミカルなタッチでわかりやすく説き明かす。これ1冊で生命論の理解が深まる。終章では仏教と医学の関係に触れ、仏法が人類の健康法を最も根源的に明かしたものであることを示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
2
思えば、初めて十界論なる概念を耳にしたのは十年以上前のこと。当時、中学生くらいだった自分は、「要するに人間の喜怒哀楽の仏法的表現だろう」くらいに思っていた。ひょんなことからこの概念について再勉強。折角だから、『法華玄義』や『観心本尊抄』を拾い読みしながら(何言ってんだかよくわかんないけど)再び勉強すると、なかなかどうして奥が深い。思うにこの概念の難しさは三つ。①そもそもこの概念、何の意味があるのか、②十界の差別の根拠は何か、③そもそもその自己現象をどのように知覚するのか、にあるように思う。ちょっと考える。2016/10/18
koishikawa85
2
創価学会の教義を解説した3部作の最終巻。「十界論」なるものが説かれるが、ネットで見ると天台宗にも同じような考え方があるらしい。どういう経緯で日蓮宗に流れ込んだのか調べてみたい。最後の章の生まれつきの病気と前世での業を結びつけるくだりには人の弱みにつけこむ新興宗教の手口が感じられて興味深い。信者でもない私にもそれなりに興味深かった。2010/12/15
hibimoriSitaro
1
みなもと太郎なので。このふたりは仏法専属キャラなのか余所で見たことありませんな。2014/11/16
いわちん
1
すいません!これまで何となく倦厭していましたが、いやあ素晴らしいですね。内容も表現も。もう、みなもと先生のファンになってしまいました。他の作品も読みたい…!!2011/06/18