集英社文庫<br> 弔鐘はるかなり

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集英社文庫
弔鐘はるかなり

  • 著者名:北方謙三【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 集英社(2016/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087508543

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内容説明

高崎隆之介が横浜(ハマ)に戻ってきた。4年前の不可解な事件で刑事の職を追われた梶礼二郎。その事件の鍵を握るのが高崎だ。高崎を追う梶……。警察と覚醒剤をめぐっての暴力団同士の抗争が複雑に絡みあう。限りない硝煙と血の匂いの中、梶の復讐が始まった。ハードボイルド小説の担い手、北方謙三のデビュー作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たいぱぱ

66
僕が北方謙三を知った高校時代には、もう既に北方・ハードボイルド・謙三のミドルネームが浸透していたと思う。本作も例に漏れずハードボイルド越えたような血生臭い暴力シーン満載だったのだが、この作品がハードボイルド一作目だとあとがきで知って驚いた。何もここまでと…いう暴力シーンは当時の文学界では衝撃だったのではないだろうか。暴力が多い小説は好きではないのだが、主人公の梶の凄まじい暴力の対極にある理由なき漢気の裏にある優しさは、たまらないものがある。 2024/01/22

はつばあば

65
北方氏の暴力シーンの描き方はハンパじゃない。元刑事・梶のヤクザへの暴力は、昨夜のボクシングの試合がお子ちゃまのスポーツに見えたもの。それだけ凄まじい。梶のこだわりは?なぜここまで?吉村の仇討ち?ハマの暴力団と覚せい剤の撲滅?。組織が変わっても又他の組織が台頭してくるってわかっているのに?。熱い男だねぇ。源さんも辰もいい味だしてたよ(^^♪。しかし・・須藤って男はケツの穴の小さい男だねぇ。焼き餅なんてものは焼いて喰うもんだ。はぁ・・女も年を喰い過ぎると品が無くなるものか・・(;_;。反省(__)2016/07/21

GAKU

43
あの男が横浜に戻って来た。四年前の真実を明らかにするために、男を追う元刑事の梶。覚醒剤を巡って警察、暴力団同士の抗争も複雑に絡んで行く。元刑事の梶は復讐のために自ら渦中の中に飛び込む!あの北方謙三氏35年前の鮮烈のデビュー作!今再び読んでも全く色褪せる事のない、ハードボイルド、アクション小説の傑作。北方ファンならば必読の1冊!2016/04/30

ねこまんま

32
ちょっと待って、ちょっと待って!! 確かに正統派ハードボイルドなんでしょうけど、コアすぎてついて行けない・・・ この”濃さ”が分からんようでは!!と言われるんだろうけど、ほんま、ゴメン、ついて行けない濃さでした。 そもそも単なる絡みの過程がきつすぎて、本題が何だかわけわからんようになってしまった。 北方初心者にはちょっと無理がある。 主人公の価値観がつかみ切れないうちに読み終わってしまった感じがして消化不良を起こしたような作品。2016/05/08

k5

30
容疑者射殺で警察を辞めた梶は、故買屋まがいの貿易会社を営み、成功をおさめているが、日常には退屈しきっていた。そんな彼に、過去の影がしのびよる、、、って、ちょっと暴力シーンが多すぎて、この人結局なにがやりたかったのか分からなくなってしまいました。途中まではけっこう面白かったんですが。2020/02/28

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