角川文庫<br> 暗黒流砂

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角川文庫
暗黒流砂

  • 著者名:森村誠一【著者】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 特価 ¥275(本体¥250)
  • KADOKAWA(2015/01発売)
  • ポイント 2pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041365137

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内容説明

「国土庁長官が国有地に豪邸を建て、愛人を住まわせている」警視庁に届いた一通の密告書。警視庁捜査二課の中津刑事は、この投書で政財界の汚職に気づいた矢先、敵の罠に落ち、無実の強姦罪の汚名を着せられ懲戒免職となった。自分を陥れた巨大な権力への復讐を決意した中津は、孤立無援の闘いに挑む!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sensei

2
政治家の汚職捜査を進める中津刑事は、上からの圧力により上司に捜査を止められるが、捜査を続けたために捜査相手の罠にはまり、強姦罪で訴えられ、懲戒免職になる。彼は、手弁当で恋人の協力も得て、犯人たちを追い詰める。追い詰めた相手が恋人の父親だったため、最後に恋人に避けられる。三人の殺人が絡む複雑な展開になっているが、登場人物の人間性が希薄で、恋人の父親も冷血な人間として書かれ、それまでは父親らしいことを何もしていなかったのに、最後に自身の身の危険も顧みず娘のために行動して大団円となるのには、矛盾を感じる。2020/04/25

umeboshi7

1
[上司から貰った本] (★★★☆☆) 社会性と娯楽性を兼ね備えた一冊、昭和48年に週刊誌連載で発表ということだが、読者は面白く読んだろうなと思う。 ※家族→男は行動を制限される、自分の夢の為に彼らの生活を脅かしてはいけないのだ。 ※P133 「われわれ大正派には懐かしい味を食わせるんだ」→時代を感じる。 ※自己をまげるということ→世の中に妥協することではない、まず生きていくためにやむを得ず耐えなければならない姿勢。いつも印象に残るくだりがチョイチョイある。今の国会の賑わいにタイムリーだった。(友人に譲渡)2018/03/21

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