李朝残影

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李朝残影

  • 著者名:梶山季之【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061314283

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内容説明

昭和十五年の京城。日本人画家野口は、李朝時代の宮廷舞踊を舞う美しい妓生を知り、大作のモデルにしたいと懇望するが、彼女の応対は冷たい。彼女の過去に日本軍を憎悪せざるをえない或る出来事が強く刻みこまれていたのだ。元軍人を父にもつ野口の衝撃は大きかった。京城に愛惜の念深い著者の代表作。(103版より、表題作と、同じく朝鮮に材をとった「族譜」の二作品を収録。)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Peter-John

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「族譜」の感想です。「李朝残影」の感想は岩波現代文庫のほうに書きました。 「族譜」は残酷な話です。 創氏改名という言葉は、朝鮮半島を植民地化していた頃に、地元民を日本人にする政策から、長い歴史を持つ朝鮮名をやめることを強いる政策です。しかし、法で定めたものではなく、そういう社会を巧妙につくりだしたのです。 創氏改名を強いる社会をつくりだす様子が、ひとりの画家の視点から描かれています。 こうした梶山季行の作品は素敵です。2018/12/31

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