内容説明
「先代三津五郎ははやっている芸を絶対にみとめなかった。理由は『駄目になるから流行るんだ』」そのほか、「たくさん税金が払いたい」(三波春夫)、「私は天才です」(ジョン・レノン)、「私の神様はお嬢なんです」(加藤喜美枝)、「妻帯者は信用出来ない」(三国連太郎)……などなど、東西のタレントが次々に登場する。好評『芸人その世界』に続いて、永六輔が豊富な資料と貴重な聞書きで綴る芸人の世界の可笑しくも哀しい挿話と語録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
29
タレントって定義は広くて・・・でも、ここに出てくるのは本当?のタレント揃いです。著者の交流の広さや、人に対する鋭い視点が面白いですね。2014/10/13
くさてる
0
これは放送作家、司会者などの経験を通じて、長く芸能界を俯瞰してきた著者が集めた芸人の一言や小さなエピソードを集めて構成されたもの。人間の優れた一言というのは、それだけですべてを現す力を持っていたり、目を開かされたりと、大変に面白いものがあります。それが、ある意味、特殊な視点や感性から人生を生きている芸人からの言葉であるなら、なおさら。2007/10/23