努力する人間になってはいけない―学校と仕事と社会の新人論

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  • サイズ B6判/ページ数 494p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784947767127
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

内容説明

ソーシャルメディアが、教育・仕事・社会を日々変えつつある。情報社会(=機能主義)によって雲散霧消しつつある「人間」の再生へ向けて、その影響を広く深く抉った著者渾身のメッセージ。

目次

第1章 努力する人間になってはいけない―これから社会人になるあなたたちへ
第2章 掛け算の思考 割り算の思考―これから勉強を始めるあなたたちへ
第3章 就職活動への檄二〇箇条―大きな企業が有利な本当の理由
第4章 「読書」とは何か―本を読める人はわからないことを恐れない人
第5章 家族は「社会の基本単位」ではない―家族の社会性と反社会性について
第6章 なぜ、人を殺してはいけないのか―愛の自由と出生の受動性
第7章 学校教育の意味とは何か―中曽根臨教審思想から遠く離れて(個性・自主性教育はいかに間違ったのか)
第8章 キャリア教育の諸問題について―学校教育におけるキャリア教育とは何か(ハイパー・メリトクラシー教育批判)
第9章 ツイッター微分論―機能主義批判と新人論と
第10章 追悼・吉本隆明―機能主義批判としての言語の「像」概念

著者等紹介

芦田宏直[アシダヒロナオ]
1954年京都府生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(哲学、現代思想専攻)。学校法人小山学園理事・東京工科専門学校(現東京工科自動車大学校)校長、東海大学教授を経て、現在、人間環境大学・副学長(岡崎学園理事)、河原学園・副学園長、辻調理師専門学校グループ顧問、上田安子服飾専門学校顧問。2000年度労働省「IT化に対応した職業能力開発研究会」委員、2003年度経済産業省「産業界から見た大学の人材育成評価に関する調査研究」委員、2004~2007年度文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」審査部会委員、2008年度文部科学省「質の高い大学教育推進プログラム」審査部会委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

48
かなり異質なことが書いてある。先生呼ばわりが続くと先生はバカになる(16頁)。そうだ。努力する、の反対が考えること。努力する人は考えない人(33頁)。読書して考えないのではいけない。読書して行動しないのではいけない。そう解釈出来る気がする。社会人は基本的にけちな人たち(63頁)。平均年収が非正規化で漸進すれば余計に。人間はうるさく言ってくれるものがいるからこそ、成長する(73頁)。本を読める人は、わからないことを恐れない人(127頁)。2016/06/04

きいち

39
「何くそ」と必死で反論の論理を構築したくなる、つまりは自分で考えようというモチベーションを掻き立てる仕掛けがたくさんちりばめられていて、なおさら悔しくなるな。◇序盤は採用や育成の現場で闘ってきた先生だし、中盤は丁寧なロビイングで役所や企業に言うことを聞かせてきたタフネゴシエーター、どんなけこの人百戦錬磨やねん・・◇ヘレンケラーのWATERのエピソードが成立するために必要な基盤の話、我々が消費者としての自己を若くして確立している顧客志向のエリートともいえるという位置づけなどハッとさせられるポイントは数多い。2016/05/05

K(日和)

35
昨今の大学生の不勉強さ、誰でもできる仕事への取り組みかた、周りにいる人を全てクライアントと思え、についてはすごくためになる考え方、視点だと感じた。 ただ、「予備校の営業が自宅に来たが、持論を展開し説き伏せ、さらには営業の極めて個人的な話題に踏み込み和解した」とか、そういうエピソードを誇らしげに紹介している姿勢は如何なものかと思う。2017/06/07

WATA

34
ブログに書いた記事や講演録の雑多な詰め合わせ。前半の内容や話しぶりが自分には全く合わなかったため、この本の核となる後半部もそれに引きずられて素直に読めなかった。文章のところどころから「どう?俺の話、面白いでしょ?」と自惚れている雰囲気を感じてしまう。内容を忘れた頃に後半だけ読み返そうかな。2014/03/20

Ecriture

21
ドイツ哲学が専門の著者のブログ記事を元に生まれた著作。この人のシラバス論に出会ったときのことは忘れない。自分が習った先生たちは誰一人としてシラバスを書けていなかったし教材開発もできていなかったし、大学はカリキュラムを作れていなかったのだと思い知らされた。それからこの人の書くものを追いかけるようにすると衝撃の連続。「努力をする人になってはいけない」、「『生きる』の反対は『考える』」、「学生は顧客ではない、『顧客満足』の反対が『教育』」など肝に命じるべき言葉の数々に頭を垂れるばかりだった。2013/09/07

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