内容説明
「英語らしい英文」「英語らしくない英文」の違いをきちんと説明してくれる参考書や文法書は、どんなに探してもありません。どうしてなのでしょうか。こんな素朴な疑問も「文末焦点(end‐focus)」「文末重点(end‐weight)」という情報構造に目を向ければ簡単に説明がつくのです。学習参考書や文法書、特に学校で教えている英語に、誤解や間違い、思い込みが多いことをご存知でしょうか。このことに気付いた著者が、さまざまな文献を調べ直し、それらをまとめたのが本書です。問題形式で200の例文を上げ、それらをすべてきちんと正しながら解説していきます。読んでいくうちにこれまでのもやもやがすべて整理され、「なるほど、そういうわけだったのか」と目から鱗が落ちるはずです。
目次
旧情報から新情報へ
予備(preparatory)のthereと副詞のthere
倒置表現は単に強調のためだけではないの?
副詞hereと予備のthereの違い
どうして受動態が使われるの?
受動態にできる動詞、できない動詞があるのはなぜ?
目的語を2つ取る動詞と取らない動詞
受動態にできる文とできない文
Alice said to me,“I’m leaving.”は極自然な文ではないの?
Whyに対する答えはなぜBecauseだけなの?〔ほか〕
著者等紹介
清水建二[シミズケンジ]
昭和30年東京都浅草生まれ。現在は埼玉県春日部市在住。上智大学文学部英文科を卒業後、大学受験指導に専心し、今日に至るまで東京大学を始めとする一流大学に数多くの卒業生を輩出する。単なる受験指導に飽きたらず、英語関係で唯一の国家資格であるガイド通訳案内業の免許を取得し、外国人観光客を通じて民間外交官として活躍した実績を持つ。現在は、公立高校で東大合格トップの実績を誇る埼玉県立浦和高校の教壇に立つ
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