内容説明
サムは、図書館に住むねずみです。ある晩サムはサラというねずみと友達になりました。サラは本を読むよりも本物の探検をするのが大好きなねずみです。そんなサラと違ってサムはとても恐がりでした。サムは探検をするよりも、調べものをしたり、本を書いたりする方が好きなのです。サムはサラと一緒に探検することができるのでしょうか?そしてその先には何がまっているのでしょう…?『としょかんねずみ』シリーズの第三巻にあたるこの本では、本を読んだり、書いたりすることの楽しさだけでなく、実際に探検することの素晴らしさが描かれています。
著者等紹介
カーク,ダニエル[カーク,ダニエル] [Kirk,Daniel]
1952年アメリカオハイオ州生まれ。現在は、ニュージャージー州グレン・リッジに妻と末の息子と住んでいる。1995年に『Skatebord Monsters』で作家デビュー
わたなべてつた[ワタナベテツタ]
1962年東京生まれ。モナシュ大学言語学研究科博士課程修了。言語学博士。1996年オーストラリアへ移住。大学勤務を経て、子どもの本の執筆、翻訳に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lesen
38
ある晩、サラという名前のねずみの女の子に出会います。サラは本を読むよりも本物の探検をする事が好きなねずみ。そうして、夜の図書館に探検に出ます。サラすごいお転婆ぶり(笑)でも、行動力があって本だけの世界ではない楽しさを教えてくれる。冒険が楽しいようでした。飛行機に乗る所のページに「アメリア・イアハート」の本が置かれていて洒落が効いてますね。2015/07/16
かおりんご
38
読み聞かせ(81)新しい仲間、サラが登場します。このサラのおてんばぶりに、子どもたちもワクワクドキドキ。でも、ほんのちょっぴり、サムが可哀想に思えるのでした。2015/06/11
たまきら
34
内向的なサムに、正反対な性格の友人ができました!しかも女子。オタマさんすっかり彼女が気に入り、目をキラキラさせてました。このカップリングは慎重派なてっちゃん(赤ちゃんの頃からの知り合いで、同級生。頭脳派で物静か)とオタマ(読書は好きだけどアクティブ)を思わせてほほえましい。友情物語はまだまだ続くようです!2018/07/03
かおりんご
32
読み聞かせ(96) サラの突拍子もない行動に、ハラハラドキドキしながら、最後まで集中して聞いていました。2014/07/02
杏子
31
シリーズ第3弾では、サムに友だちが!行動力ピカイチのサラはサムにお似合い。夜の図書館を探険するのは楽しそうですね。本だけじゃなくて、関連するオブジェ?も飾っているだなんて、この図書館は相当いいですね!本もいいけど、実際に行動することはもっといい!このことに子どもたちが気づいてくれるとよいです。2014/12/04