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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
umeko
12
載っている図版全てをカラーでおさらいしたい気分!18~19世紀の江戸時代、「博物図譜」はその精巧な写実表現だけではなく、芸術・文化と絡み合っていた事実には驚かされた。2018/01/15
くれは
1
江戸時代の美術においてリアル(真写・写生)とは何であったか?を多角的に捉えた一冊。雅語の物語性の束縛から離れて眼前のありのままの自然や事象を表現することを志向した「俳諧連歌」と、源内が“名によりて実に迷う(言葉に惑わされて実物を見誤る)”ことを厳に戒めた「名物学(博物学)」の両者に通底する江戸人の科学的な精神を、俳書と本草図の密接な関係性から解き明かしていく第7章は特にスリリングでした。(コメントに続く)2013/02/17