内容説明
人生の成長、社会の繁栄。社会は心の健康にどう取り組むべきか?精神疾患に苦しむあらゆる人が適切な心理療法を受けることができれば、人生や社会はもっとよくなり、国の財政も改善する。心理療法アクセス改善(IAPT)政策でタッグを組んだ経済学者と臨床心理学者が、イギリス全土で巻き起こった幸福改革の全貌を明らかにする。
目次
第1部 問題は何か?(何が問題か?;精神疾患とは何か?;どれだけの人が苦しんでいるのか?;援助は得られているのか?;精神疾患は生活にどう影響するのか?;経済的負担はどれくらいか?;精神疾患の原因は何か?)
第2部 何ができるか?(治療は有効なのか?;治療法はどのように発展したのか?;どの治療法が誰に効くのか?;心理療法を提供する経済的余裕はあるのか?;心理療法アクセス改善(IAPT)政策はどう生まれたか?
子どもと若者に対する効果的な治療法は何か?
よりよい文化は助けとなるのか?
この苦痛を止められるか?)
著者等紹介
レイヤード,リチャード[レイヤード,リチャード] [Layard,Richard]
世界的に傑出した労働経済学者で、2008年に労働経済学研究所(IZA)労働経済学賞を受賞。上院議員として、心の健康の問題に尽力している
クラーク,デイヴィッド・M.[クラーク,デイヴィッドM.] [Clark,David M.]
オックスフォード大学の心理学教授。認知行動療法に関する世界有数の専門家で、よりすぐれた治療法の開発に携わる
丹野義彦[タンノヨシヒコ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学大学院心理学専攻修了、群馬大学大学院医学研究科修了(医学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Hidekazu Asai