無冠、されど至強―東京朝鮮高校サッカー部と金明植の時代

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無冠、されど至強―東京朝鮮高校サッカー部と金明植の時代

  • 木村 元彦【著】
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  • サイズ A5変判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784907239251
  • Cコード C0036

内容説明

あらゆる強豪校が東京朝高との対戦を望んだ。日本の高校が東京・十条に足繁く通う姿は、いつしか「朝高詣で」と呼ばれるまでになった。では、カナリア軍団=帝京を率いたのが古沼貞雄ならば、高校年代の「影のナンバーワン」と呼ばれた東京朝高サッカー部を育て上げたのは誰なのか…。

目次

プロローグ 「勝負師」が恐れた東京朝高(「十条ダービー」を率いた名将;「影のナンバーワン」率いた金明植)
年譜
第1章 ストリートが生んだクラッキ(名手)たち(ウォーターフロント;枝川が誇る「第二」(チェイー) ほか)
第2章 「最強」伝説の萌芽(十条へ;「都立」朝鮮人学校 ほか)
第3章 日本の大学、朝鮮の蹴球団(「順天高卒」のナゾ;特別扱いされた「リス」 ほか)
第4章 無冠、されど至強(テクニックと戦術を導入した新監督;強く、そして「フェア」を求めた ほか)
第5章 ヤクザになるしかなかった(日本サッカーと在日社会の変化;ルーツのルーツにあった金明植)
エピローグ ぼくらはもう一緒に生きている

著者等紹介

木村元彦[キムラユキヒコ]
1962年愛知県生まれ。中央大学卒、ノンフィクションライター。東欧やアジアの民族問題を中心に取材、執筆活動を続ける。おもな著書に『オシムの言葉』(集英社文庫)、『蹴る群れ』(集英社文庫)、『徳は孤ならず』(集英社)、共著に『さらば、ヘイト本!』(ころから)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Iwata Kentaro

11
献本御礼。ぼくの読書は電子も含めて10冊以上並べといて気が向いたときにそれらをバラバラと読んでいくもの。が、ときにスイッチが入ってある一冊にのめり込んで一気に読破することがある。一種の「ケチャドバ」なのだが、本書もその一冊で、すでに読み始めてたいくつかの本を追い越して一気に読了した。本当に面白い。ぼくも松江にあった朝鮮学校と試合した記憶があるけど、その記憶はほとんどない。ときに60年代の北朝鮮は非常に強かったが走りまくるだけでなく技術も高く戦略的だった。当時の北朝鮮は孤立してなかったからだと本書で学んだ。2021/03/06

田中峰和

7
東京朝鮮高校は一条校として認可されていないので、各種学校扱いだった。50年代当時、そのサッカー部はいくら強くても練習試合しか許されない。Jリーグはない時代プロどころか就職差別を受けるので実業団での活躍もできない。彼らが活躍できる場は、在日朝鮮蹴球団しかなかった。このチームの強さは日本国内の対戦成績、9割7分の勝率が証明する。当時、日本サッカーが弱すぎたのも事実で、W杯8位の北朝鮮に全く歯が立たなかった。サッカーは別にして、他校とのパッチギのような諍いは懐かしいが、社会から政治に移行しつつある差別が怖い。2017/10/24

hika

4
まさしく、戦後のサッカー史には欠かせないピースとして東京朝鮮高校サッカー部はあったのだろうし、それは、戦後史の中においても同様だろう2017/10/28

samandabadra

3
東京朝高のサッカー部とその監督として金明植がいた時代の話。予定した他の本をすっ飛ばして一気読み。東京朝高サッカー部が強くて、いろいろな高校サッカー部と試合が組まれていたとか、その断然に強かったこととか、興味深い記述があった。差別の中に育ったからというのもあったが、社会主義国の北朝鮮が同じ社会主義国同士の交流の中で最新のヨーロッパサッカー理論を持ち込んでいたとは。十条はなんどか訪れたことがあるが、こんなところとは知らず。江東区の枝川についても地名として知っていたとはいえそんなところとは知らず驚きであった。2022/02/20

ミノムシlove

3
未来に無限の希望を持てるはずの若者が、国籍ゆえに三つの選択肢しか持てないという例が出てきます。あってはならないことです。今自分は何をすべきか、何ができるか。行く先に不安のある中まっすぐに生きる若者たちに比べ、己の志の低さを省みました。エピローグを読み、リビジョニスト・レイシストがじわじわ増えているんじゃないかということにものすごく気持ち悪さと危機を感じています。青学高の選手を筆頭に、優れたものへ尊敬を持てる、レッテルでなく器の中身を見ることのできる人でありたいと自分自身強く思います。2020/07/24

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