内容説明
あらゆる強豪校が東京朝高との対戦を望んだ。日本の高校が東京・十条に足繁く通う姿は、いつしか「朝高詣で」と呼ばれるまでになった。では、カナリア軍団=帝京を率いたのが古沼貞雄ならば、高校年代の「影のナンバーワン」と呼ばれた東京朝高サッカー部を育て上げたのは誰なのか…。
目次
プロローグ 「勝負師」が恐れた東京朝高(「十条ダービー」を率いた名将;「影のナンバーワン」率いた金明植)
年譜
第1章 ストリートが生んだクラッキ(名手)たち(ウォーターフロント;枝川が誇る「第二」(チェイー) ほか)
第2章 「最強」伝説の萌芽(十条へ;「都立」朝鮮人学校 ほか)
第3章 日本の大学、朝鮮の蹴球団(「順天高卒」のナゾ;特別扱いされた「リス」 ほか)
第4章 無冠、されど至強(テクニックと戦術を導入した新監督;強く、そして「フェア」を求めた ほか)
第5章 ヤクザになるしかなかった(日本サッカーと在日社会の変化;ルーツのルーツにあった金明植)
エピローグ ぼくらはもう一緒に生きている
著者等紹介
木村元彦[キムラユキヒコ]
1962年愛知県生まれ。中央大学卒、ノンフィクションライター。東欧やアジアの民族問題を中心に取材、執筆活動を続ける。おもな著書に『オシムの言葉』(集英社文庫)、『蹴る群れ』(集英社文庫)、『徳は孤ならず』(集英社)、共著に『さらば、ヘイト本!』(ころから)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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