内容説明
知日派の国際ジャーナリストが、現代中国社会の変動と発展を主導する「中国の特色ある社会主義」論と、これに対抗する新旧の左派、民主社会主義、自由主義、民族主義、ポピュリズム、新儒家の八大思潮を概説し、その論争の全貌を解き明かす。
目次
第1章 南巡講話の延長線上―「中国の特色ある社会主義」の思想
第2章 毛沢東晩年の思想の守護者―旧左派の思潮
第3章 新左派のどこが新しいのか―新左派の思潮
第4章 復権する民主社会主義―民主社会主義の思潮
第5章 自由主義は新たな道統―自由主義の思潮
第6章 疾風怒涛の民族主義―曲げられた木の枝
第7章 湧き上がるポピュリズム―「民粋主義」の急流
第8章 大陸中国の儒家による政治的な訴求―新儒家の思潮
著者等紹介
馬立誠[バリッセイ]
中国・四川省成都出身。『中国青年報』評論部副主任、『人民日報』評論部主任編集、香港フェニックステレビ評論員を歴任。長年にわたり中国の社会改革の研究に取り組み、多数の著書がある
本田善彦[ホンダヨシヒコ]
兵庫県神戸市出身、台北市在住。台湾・中国広播公司(BCC中国ラジオ放送社)の国際放送「自由中国之声」記者兼アナウンサーなどを経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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