内容説明
チベット仏教最古の宗派・ニンマ派で、全仏教の頂点に位置づけられるゾクチェン。その奥義とされるニンティクを、ニンマ派を代表する学匠ロンチェンパ(14世紀)の著作を中心とする原典自身の言葉によって解明。「ロンチェンパ要文集」としての面も持つ一冊。
目次
第1章 ニンティクの文献史(ロンチェンパ以前;ロンチェンパ ほか)
第2章 基盤論(7つの謬見;元来清浄と自ずからの成立 ほか)
第3章 潅頂論(有戯論潅頂;無戯論潅頂 ほか)
第4章 仏陀論(基盤と仏陀;三身)
著者等紹介
安田章紀[ヤスダアキノリ]
1980年、岡山県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(仏教学)修了。現在、京都大学こころの未来研究センター研究員、京都女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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