内容説明
私はいま、ここにいます。存在の呼び声に応えた、長い旅の果てに。湯殿山と西洋中世哲学とが交叉する地点、そこに神と人との、普遍と個物との、そして存在と花との合一が…。
目次
第1章 湯殿山の泉
第2章 花の存在論
第3章 本道寺という村
第4章 自然と哲学
第5章 水と川と山からなる世界
第6章 湯殿山への道
第7章 湯殿山と仙人沢
終章 スコラ哲学へ
不意の手紙往信 出自と哲学、あるいは個物と普遍―山内志朗の到達点(香川リカ)
不意の手紙復信 哲学と往還―故郷喪失と花の風景(山内志朗)
著者等紹介
山内志朗[ヤマウチシロウ]
1957年生まれ。専攻、中世哲学。東京大学大学院博士課程単位取得。新潟大学人文学部教授を経て、慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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