メディアの仕組み

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906790036
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0036

出版社内容情報

おなじみの池上彰氏とウェブ・メディア界の寵児津田大介氏がメディアについて徹底的に解説。情報を精査する目を養い、正確なニュースと知識を得るために必読の1冊です。

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県生まれ。ジャーナリスト。東京工業大学教授。慶應義塾大学卒業後、NHKで記者やキャスターを歴任。94年より11年間、「週刊こどもニュース」でお父さん役を務める。2005年よりフリーランスとして多方面で活躍

津田大介[ツダダイスケ]
1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト・メディア・アクティビスト。早稲田大学社会科学部卒業。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。2006~08年まで文化審議会著作権分科会の専門委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

66
「東西冷戦時代から世界一発行部数の多い日本の読売新聞。日本はマスメディアの力が異様に強い。その理由の一つに日本人の識字率の高さがあるという。」(本文より)また、日本独自の新聞宅配制度が定期購読という形で読者の習慣の中に根付かせることに成功したことが大きいという。新聞の未来形を「過去記事のデーターベース化」が新聞社が生き残るカギとして提案していている津田氏の視点は一部の専門家や勉強熱心な読者にはきっとウケルと思う。2013/09/05

昭和っ子

22
ネットは「アラブの春」の着火点であったが、運動が広がったのはアルジャジーラがその反政府運動を報道したから。大きなうねりが起こるほどには、ソーシャルメディアに接している人はまだ少数で、マスメディアの情報発信との二段構えが必要だった。だが以降、ソーシャルメディアの広がりを止める事は出来ず、政府の情報統制コストは上がる一方である。中国で検閲のアルバイトをしていた中国人の女の子が日本の記事を消すために読んでいるうち、かえって日本好きになってしまい日本に留学して来たというのが面白かった。そんなもんかもしれないなー。2014/12/06

tolucky1962

10
NHKという大手で基礎を叩き込まれた池上さんと、独自にネットでの情報伝達を模索してきた津田さんの23歳差の2人。テレビ、新聞、ネットの特性・問題点について議論。津田さんの新たな視点から新聞のアーカイブ化やマスメディアとソーシャルメディアの連携は斬新だし、情報に多様性が必要だという考えはマスメディアよりネット時代に一段と進んできた。池上さんの知らないフリをしての質問、深くわかっていないとできないざっくりした比喩、そして最終章でのインプット・情報収集方法についてはとても勉強になった。2015/01/04

あつお

8
報道の原理を知る本。 元報道大手の池上さんと、ネットで独自ニュースを展開する津田さんの対談。多角的な視点で報道について語る。主な内容は①新聞の仕組み、②ネットの仕組み、③伝える力。①今や旧世代と思われる新聞。しかし、一覧性、保存性など、ネットニュースには無い魅力がある。②アラブの春はネットとテレビの相乗効果で広まった。情報規制の多い地域では、複数メディアでの力添えが影響力を持つ。③一部報道では前程を伝えずに、以前の記事の続きとして描いている。1記事完結での執筆が求められる。 本書のポイントを意識したい。2023/04/25

sweet november

7
マスメディアとソーシャルメディアは、対立するものでは無く、それぞれの有益な部分を取り込む事によって、情報の取捨選択をする事が大事なのだと思いました。池上さんは、まだTwitterをやっていないとの事ですが、始められたらフォロワーになります。2014/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6994663
  • ご注意事項