出版社内容情報
政治は文学によって救われるのである。
こんなにおもしろい韓国文学があったのか。
そう、あったんです。
人気作家パク・ミンギュ、待望の日本デビュー!
「第1回 日本翻訳大賞」最終選考候補作!
ロングセラー短編小説集。絶賛発売中!
現代韓国文学の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集『カステラ』。
日本語版には特別に2010年の李箱文学賞(日本の芥川賞と並び称される)受賞作「朝の門」を収録。
「第1回 日本翻訳大賞」最終候補作!
目次を見る案内チラシ現代韓国文学の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集『カステラ』日本語版刊行。
この物語は、1985年、UEFAチャンピオンズカップのリヴァプールvsユベントス戦のベルギー・ブリュッセルのヘイゼルスタジアムの悲劇から始まります。さて、その結末はというと。
こんな韓国文学は初めてだという多くの声をいただいております。
「2014年度のダントツのベストです。」
辻内千織さん(都内大手書店・文芸書担当リーダー)
【目次】(以下の11編収録)
カステラ
ありがとう、さすがタヌキだね
そうですか? キリンです
どうしよう、マンボウじゃん
あーんしてみて、ペリカンさん
ヤクルトおばさん
コリアン・スタンダーズ
ダイオウイカの逆襲
ヘッドロック
甲乙考試院 滞在記
「朝の門」
どうですか。面白そうでしょう。
そのうえ、面白さの中に人間に対する優しさが溢れています。
それに韓国の現代が凝縮されています。それは日本社会の今に通ずる問題であるはずです。
「民主化運動」「格差社会」「就職難」「若者の貧困」etc.
また、日本語版には2010年「李箱(イ・サン)文学賞」=(日本の芥川賞と対照される)受賞作「朝の門」が収録されています。
みなさん隣国の文学の面白さを、どうか発見してください。
なにしろ「食わず嫌いはダメです」。
文学を通して隣の国のことを知ろうじゃないですか。
永遠に隣国なんですから。