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曽野綾子大批判

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906674572
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

キレイごとの仲間ぼめが、論壇を劣化させたのだ。決して媚びない辛口評論家・佐高信と、『保守論壇亡国論』の論客・山崎行太郎とのスリリングな対談が、ついに実現!

目次

第1章 徹底批判のすすめ
第2章 なぜ曽野綾子を批判するのか
第3章 曽野綾子の沖縄論をぶった斬る
第4章 薄っぺらになってしまった保守論壇
第5章 左翼論壇が思想的に劣化した理由
第6章 丸山眞男に喧嘩の仕方を学べ
付録1 江藤淳×佐高信対談「闘う批判とは何か―文学と憲法のはざまで」
付録2 曽野綾子大批判・序説

著者等紹介

佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て、現在、評論家、『週刊金曜日』編集委員

山崎行太郎[ヤマザキコウタロウ]
1947年、鹿児島県生まれ。慶應義塾大学大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大学を経て、現在、哲学者、日本芸術学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

23
大江健三郎の『沖縄ノート』に虚偽があるとして批判したものの、かえって誤字の引用や参考文献の信憑性を疑われて信用を問われることになった作家の曽野綾子を批判した討論集。歴史修正主義は事実を歪めるので、論理破綻が導かれるわけである。本書では保守論壇の劣化やポストモダンの悪影響が指摘されている。特に後者は相対主義に陥り、現実に対して「我関せず」という態度を助長する。これが極右化を促す要素となる。周囲がヘイトスピーチを垂れ流していても誰も注意しない。百田尚樹の売れ行きを考えると社会も地に堕ちたものだと強く思う。2022/02/18

Yasuhisa Ogura

2
「保守派」から高い評価を受けている曽野綾子の沖縄集団自決に関する文献を読み、いくつか疑問が生じた。それを解決しようと思い、興味深いタイトルにも惹かれ購読。ところが、曽野批判の部分は、それほど面白くない。批判の内容が、ごく当たり前のものだったからである。しかし、自らも述べているように、本書は「曽野綾子」批判ではなく、それを越えて「曽野綾子的なるもの」すなわち現在の保守論壇批判なのである。そして、返す刀で左翼批判を展開するあたりは、著者ならでは。保守論段の劣化について、考えるきっかけを与えてくれた。2014/09/01

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