「超小型原子炉」なら日本も世界も救われる!―原子力と50年「服部禎男」大激白

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「超小型原子炉」なら日本も世界も救われる!―原子力と50年「服部禎男」大激白

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784905027706
  • NDC分類 539.2
  • Cコード C0036

内容説明

故障なし、放射能漏れなし、廃棄物なし、燃料交換も運転員も送電線もなくていい―脱原発を現実的に可能にする夢の超技術(カプセル型発電機ネイチャー・セル10)の全貌を世界で初めて一般に公開。

目次

第1章 日本のナショナルプロジェクトを愚弄し続けた反骨の男服部と原子力との出合い
第2章 世界のスタンダード「原発の安全基準」を作ったのは服部だった!
第3章 技術屋は必要なし、すべては経済原理―浜岡原発建設への危い道
第4章 これまでゴミだった「ウラン238」を使用―夢の高速増殖炉「もんじゅ」開発に参画した服部
第5章 “大型・複雑化・ハイコスト”こんな原発ではダメだ―理想の形を求め続ける服部の眼にとまった「乾式再処理法」とは?
第6章 超巨額の予算投入でも「六ヶ所村施設」「もんじゅ」「ふげん」いまだ稼動せずの怪―日本政府の“狂気の沙汰”
第7章 燃料無交換の金属棒、ナトリウム冷却材、自然停止する炉心―安全な「超小型原子炉」だけが世界を救う
第8章 カプセル収納型の夢の発電機―一万キロワットの超小型原子炉「ネイチャー・セル10」

著者等紹介

大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部卒業。1970年、「週刊文春」の記者となる。記者時代「小説電通」(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊『文藝春秋』に発表した「三越の女帝・竹久みちの野望と金脈」が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、週刊文春を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

磁石

11
夢の技術過ぎて一概には信じきれない、というか原発=危険な発電方法&福島原発の事故などの刷り込みがあって受け付けるのが難しい。でも一通り説明を聞いてみると、素人ながらもたんなる夢物語とは思えないし投資さえしてくれればすぐにも作れてしまうモノだとはわかった。それでも、危険すぎる大型原子炉と採算の取れない純粋なプルトニウムしか使わないのは、原子ムラのオツムの具合以外にも考えられる。設置型時限核爆弾だから/俺たちゃいつでもお前たちを滅ぼせるんだぞ、なんて言う誰かの考えがありそうな気がしてしまう。……考え過ぎかな2016/03/11

びわまる

2
書かれていることは本当なのだろうか。それとも大下氏による脚色いっぱいの、小説に近い読み物なのだろうか。もし事実だとしたら、もったいなくてたまらない。服部氏のリスク統計や原発の安全基準は世界的な評価を受けたが、なぜか日本では完全否定され、電源喪失防止の具体的な策も取り入れられず、安全を追求しすぎだと排除された過去。燃料の交換も送電網も水もいらない、制御棒がないから運転員もいらない、核廃棄物も発生しない、諸外国からはこの超小型炉を導入したいという話が来ているのに…という未来。2012/02/10

Coders

0
特に福島の事故以来、ブローカーの間でよく話に登場するので読んでみた。 結局、設計というかイメージのみで実験炉も出来てないし、実証炉レベルとなると100億円オーバーともなれば、ちょっと手が出でない。2016/12/06

kyhitsuji

0
本当に出来るなら凄い技術です。著者が作家なので読みやすい。2012/04/22

STEM読書会

0
結局はもんじゅと同じ2020/01/16

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